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ニューロリワーク名古屋センター

本人と企業の「認識のズレ」を解消し、確実な復職へ

こんにちは。ニューロリワーク名古屋センターです。
当センターでは、復職後の安定就労や再発防止を見据え、ご本人と企業の間に立った「橋渡し」の支援を重視しています。
今回は、復職面談を通じて浮き彫りになった本人と企業の「認識のズレ」を解消し、具体的なトレーニングを通じて復職を支援した事例をご紹介します。
「何が課題で、どう解決していくか」を三者で共有し、納得感を持って復職へ進んだケースです。

客観的な視点で「課題の共通認識」を作ることが再発防止の第一歩

取り組みの背景

対象の利用者の方は、復職に向けて意欲的に取り組まれていましたが、企業側との面談を重ねる中で、ある「課題の捉え方の違い」が見えてきました。
ご本人は不調の原因を「上司とのコミュニケーションの難しさ」にあると考えていました。一方で、企業側が懸念していたのは、対人関係に加えて、業務で困難に直面した際に生じる「回避傾向(物事から遠ざかってしまう癖)」だったのです。
この認識の差を放置したまま復職してしまうと、現場に戻って再び壁にぶつかった際、根本的な解決ができず再発してしまうリスクがあります。そこで、まずはリワークの支援員が間に入り、双方が納得できる形で課題を整理することからスタートしました。

訓練の内容

①企業・本人・支援員の三者連携(リワーク報告書の活用)

月に一度、センターでのご本人の様子や訓練の進捗をまとめた「リワーク報告書」を企業へ共有しました。また、ご本人の意向を伺った上で三者面談を実施。第三者である支援員が同席することで、双方が本音で対話しやすい環境を整え、認識のすり合わせを行いました。

②対人スキルの向上(ロールプレイング)

「上司とのやり取り」に苦手意識があったため、実際の職場シーンを想定したロールプレイングを繰り返し実施しました。具体的な伝え方や受け答えのパターンを練習することで、コミュニケーションに対する不安を軽減していきました。

③「やり抜く力」を養う(ガントチャートの導入)

企業側が懸念していた「回避傾向」を克服するため、また業務量管理のために、ガントチャート(工程管理表)を訓練に取り入れました。生活面や学習の計画を可視化し、「計画・実行・完遂」という一連の流れを積み重ねることで、困難なタスクからも逃げずに取り組む習慣を身につけていきました。

ここがポイント

・「認識のズレ」は面談だけでは解消しにくい

本人が感じている課題と、企業が求めている改善点には乖離があることが珍しくありません。報告書の提出や三者面談の同席など、客観的な視点を入れることで、初めて「真の課題」に双方が向き合えるようになります。

・抽象的な課題を「具体的な訓練」に落とし込む

「回避傾向」といった抽象的な課題も、ガントチャートによるタスク管理などの具体的な行動に落とし込むことで、本人の変化を客観的な実績として企業に示すことができます。

・企業側の安心感が復職の決め手になる

リワークでの訓練プロセスを透明化することで、企業側も「これなら安心して任せられる」という確信を持つことができ、スムーズな復職判断につながります。

成果

①自分の課題を客観視できるようになった

当初は環境のせいだと感じていた部分についても、「自分にはこういった傾向がある」と客観的に認め、その対策を相談して講じることができるようになりました。

②具体的な対処法を武器に復職できた

ロールプレイングやチャート管理を通じて、「こうすれば乗り越えられる」という具体的な成功体験を積んだことで、復職への自信を取り戻されました。

③企業と本人の信頼関係が再構築された

三者で課題を共有し、共に解決策を練るプロセスを経たことで、復職時には「お互いに協力して再スタートを切る」という前向きな協力体制が整いました。

企業の担当者の方へメッセージ

復職支援において、ご本人の「頑張りたい」という気持ちと、企業の「本当に大丈夫か」という懸念のギャップを埋めることは非常に重要です。
ニューロリワーク名古屋センターでは、報告書の作成や面談への同席を通じて、企業とご本人のベストな着地点を一緒に探っていきます。
休職者の受け入れや、復職後の定着について不安を感じておられる担当者様は、ぜひ一度ご相談ください。