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ニューロリワーク梅田センター

企業連携により実現する、再発防止と持続可能な復職支援のかたち

こんにちは。ニューロリワーク梅田センターです。
当センターでは開所以来、一人ひとりの回復段階に応じた支援を行いながら、再発防止と職場定着を見据えた「実践型リワーク」に取り組んでいます。

本事例では、企業のご担当者と連携しながら、復職に向けた方向性を整理し、本人・企業双方にとって納得感のある復帰プロセスを構築したケースをご紹介します。

企業と連携し、課題を可視化しながら復職プロセスを設計

取り組みの背景

対象となった利用者の方は、当初5名体制だったチームが欠員により2名まで減少したことを背景に、業務負荷が大きく高まっていました。

人員補充がないまま業務過多の状態が続く中で、心身の限界を超えてもなお「自分がやり切らなければならない」と、業務を独りで抱え込んでしまいました。その結果、余裕を失い、対人関係でトラブルが生じた際には、上司からの指導を「10年間のキャリアすべてを否定された」と受け止めてしまい、うつ病を発症しました。
また、他部署や人事、産業医などの外部リソースを頼ることができず、孤立した状態のまま休職に至っています。

復職という目標自体はあるものの、本人・企業それぞれがどの方向を目指しているのかが不明確であり、復職に対する不安も大きい状態でした。

こうした状況に対し、私たちが連携の中立役を担うことで関係者間の認識を整理し、お互いの目標を明確にしていきました。

訓練の内容

再発防止と安定就労に向けて、以下のプログラムに取り組まれました。

① 自己理解の深化(FINDプログラム)

思考・行動・感情のパターンを整理し、不調に至る要因を構造的に把握

② 環境適応力の向上(FITプログラム)

職場での具体的な行動変容と調整スキルを習得

具体的な訓練内容

ヘルプシーキング(援助要請)の習得
「相談しても無駄」という思い込みを見直し、上司に限らず人事・産業医など複数の相談ルートを持つ訓練を実施

認知行動療法的アプローチ
指導=人格否定と捉える思考の癖を可視化し、 「事実」と「解釈」を切り分けるトレーニング

・責任感の適正化
過度な自己責任意識を見直し、 環境変化(人員減)に応じて適切にSOSを出すスキルの向上

ここがポイント

本事例の重要なポイントは、「個人で抱え込む働き方」から「組織で解決する働き方」への転換です。

・相談の階層化(エスカレーション設計)
直属の上司で解決しない場合、どのタイミングで部長や人事にエスカレーションするか、具体的な基準を設けること

・極端な思考の修正
「一度の指摘=全否定」といった認知の偏りを是正し、 体調・環境要因を踏まえた客観的な自己評価を習得

成果

本取り組みにより、以下の状態の実現を目指しました。

・持続可能な就労の実現
周囲を巻き込む行動が取れるようになり、 無理のない形で業務継続が可能な状態へ

・家庭・生活面の安定
過度な責任の抱え込みが軽減され、生活全体の安定につながる

・自己肯定感の回復と再発予防
環境要因と個人要因を切り分けることで、 過度な自責を防ぎ、再発リスクを低減

企業の担当者の方へメッセージ

復職支援においては、本人の回復だけでなく、職場側の受け入れ体制や連携設計が重要です。

  • 復職判断に迷っている
  • 再休職を防ぎたい
  • 本人・上司・人事の認識が揃わない

といった課題がございましたら、私たち梅田センターへぜひご相談ください。

企業と連携しながら、再現性のある復職支援の仕組みづくりをサポートいたします。