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休職 再休職 復職 復職支援(リワーク) メンタル不調

休職者への連絡はどうすべき?適切な頻度や方法、注意点を解説

休職中の従業員への連絡は、担当者の経験や感覚に委ねられがちなテーマですが、対応を誤るとメンタルヘルス不調の長期化や法的トラブルにつながるおそれがあります。連絡の頻度や手段、伝える内容によって、休職者の心理状態は大きく左右されるため、場当たり的な対応は避けたいところです。

本記事では、休職者への連絡における基本ルールから具体的な確認事項、音信不通時の対処法まで、人事・管理職の担当者が実務で押さえておくべきポイントを解説します。

社員がメンタル不調で休職…どう対応すべき?
復職支援(リワーク)という選択肢と具体的な支援内容

社員がメンタル不調で休職した際、「復職までどう支援すべきか」と悩む企業担当者は少なくありません。対応次第で、再休職や離職リスクが高まるケースもあります。
本資料では、再発防止と安定就労を目的とした復職支援(リワーク)の具体的な支援内容や流れや企業との連携方法についてご紹介します。自社での対応に限界を感じている方は、ぜひご活用ください。

休職中の連絡が持つ重要性と企業が果たすべき役割

休職中の従業員に対して、いつ、どのように連絡を取るかは、本人の回復や円滑な復職を左右する重要なテーマです。連絡の頻度や内容が適切でなければ、休職者にプレッシャーを与えたり、逆に孤立感を深めたりするおそれがあります。

企業には、休職者の心理面に配慮しながら安心感を届ける姿勢と、労働契約上の義務として状況を把握する責任の両面が求められています。

休職者の心理状態への配慮と安心感の醸成

休職中の従業員への連絡では、体調の回復を最優先に考え、「回復を待っている」という姿勢を伝えることが大切です。適度な頻度でやり取りを続けることは、休職者の不安や焦りを和らげ、職場復帰への前向きな気持ちを支える土台となります。

一方で、「いつ戻れるのか」といった復職時期に踏み込む言葉は、本人に「早期復帰を求められている」という心理的負担を与えかねないため、注意が欠かせません。企業との接点を穏やかに維持し、「いつでも相談できる」と感じられる環境を整えることが、信頼関係の継続と復職意欲の下支えにつながります。

労働契約に基づく状況把握と安全配慮義務

休職期間中であっても、従業員と企業の間には労働契約が継続しており、企業には従業員の安全に配慮する義務があります。そのため、休職者の病状や回復の度合いを適切に把握することは、復職の可否を判断する上で欠かせない取り組みです。

たとえば、連絡を一切取らない状態が続くと、企業が従業員を「放置した」とみなされるリスクが生じる可能性も否定できません。実際に連絡がつかなくなった場合には、対応の履歴を記録として残すことが安全配慮義務を果たした証拠になると指摘されています。法的な観点からも、定期的かつ適切な連絡は企業が果たすべき責務の一つです。適切な距離感を保ちつつ、 状況を把握することが安全配慮義務の一環となります。

安全配慮義務の遂行と再発防止を両立
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休職者への連絡におけるトラブルを防ぐための基本ルール

休職中の連絡対応は、担当者の判断に委ねられがちですが、ルールが曖昧なままでは対応にばらつきが生まれ、休職者への過度な負担やトラブルの原因になりかねません。

連絡窓口・内容・頻度・手段・法的配慮の5つの観点から基本ルールを整理しておくことで、担当者が迷わず対応でき、休職者の安心にもつながります。

項目 運用の基本ルール
連絡窓口 原則として人事担当者や産業保健スタッフに一本化する(現場の上司・同僚は控える)
連絡内容 体調や生活リズムの確認を主とし、業務に関する話題は避ける
連絡頻度 休職初期は月1回程度とし、復職が近づくにつれて段階的に増やす
連絡手段 電話やメール、Web面談など、本人の体調や希望に合わせた方法を選択する
法的配慮 プライバシーの保護、パワーハラスメント防止法などの関連法規の遵守

連絡窓口の一本化による混乱の回避

休職者への連絡窓口は、人事担当者や産業保健スタッフに一本化することが重要です。上司や同僚など複数の関係者が個別に連絡を取ると、休職者が混乱して負担を感じやすくなるほか、メンタルヘルス不調の方にとっては窓口の多さ自体がストレスとなり、連絡を拒否するケースにも発展しかねません。

現場の担当者が連絡する場合、無意識のうちに業務や職場状況の話題が出てしまい、療養への専念を妨げるリスクも生じます。窓口を一つに絞ることで情報の集約・管理が容易になり、対応のばらつきを防ぐことができます。人事部内でも担当者を原則1人に定めておくと、より円滑な運用につながります。

業務から切り離した療養環境の確保

休職は療養に専念するための期間であり、業務に関する話題を持ち込まないことが大前提です。社用携帯やパソコンを休職者が保有したままだと、業務連絡への対応や情報の閲覧が可能な状態が続き、「業務と切り離して休む」という前提が崩れてしまいます。

企業によっては、休職開始時に社用端末やセキュリティカードを回収し、メールやチャットへのアクセスを制限する対応を取るケースもあります。どこまで情報を制限するかは、事前にルールを定めておくと安心です。休職者本人から「業務の状況が心配」と声が上がった場合にも、「今は回復を優先してほしい」と伝え、安心して療養に集中できる環境を整えることが大切です。

回復段階に応じた連絡スケジュールの調整

休職初期は心身ともに消耗している段階のため、連絡頻度は月1回程度にとどめ、食事や睡眠など最低限の安否確認を主な内容とするのが適切です。回復が進み、主治医から復職可能の診断書が出された段階では、社会復帰への慣らしも兼ねて、週1回程度まで頻度を引き上げていく流れが望ましいといえます。

この時期には人事担当者や産業医との面談スケジュールの調整も発生するため、タイムリーなやり取りが復職準備をスムーズに進めるカギとなります。いずれの段階においても、次回の連絡日をあらかじめ伝えておくことで、急な呼び出しへの不安を軽減し、休職者が心の準備を整えられるよう配慮することが欠かせません。

本人の負担を考慮した連絡手段の選択

連絡手段には電話・メール・LINE(※会社が許可している場合や、本人の強い希望がある場合などに限り)などのテキストツール・ビデオ通話と様々な選択肢がありますが、休職者の状態に合わせた使い分けが重要です。電話は声のトーンや話し方から体調の変化を察知しやすい利点がある一方、本調子でない休職者にとっては緊張や負担が大きくなる場合があります。

メールやLINEなどのテキストツールであれば、返信のタイミングを本人が選べるため、精神的な負担を軽減しやすくなります。メンタルヘルス不調の方はレスポンスに時間を要するケースもあるため、返信を急かさない姿勢が大切です。

まずはメールなど負担の少ない手段から始め、体調や状態の改善に応じて電話や対面へ段階的に移行していく流れが適しています。

プライバシーへの配慮とハラスメントの防止

休職者の病名や具体的な治療内容といった機微な個人情報の収集は、業務上必要な範囲にとどめることが原則です。本人の同意を得ないまま過度に情報を集めようとすると、プライバシーの侵害や個人情報保護法への抵触につながるおそれがあります。

「いつ戻れるのか」と繰り返し問い詰めたり、早期復職を迫ったりする言動は、パワーハラスメントに該当すると判断されるリスクもあります。診断書については、復職の可否や就業上の配慮が必要かどうかを確認する目的に限定して活用し、その内容を不用意に第三者へ共有しないよう情報管理を徹底することが重要です。

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休職者に連絡が取れない場合の対応方法

休職者と連絡が取れなくなった場合、企業には安全配慮義務に基づいた対応が求められます。雇用関係は休職中も継続しているため、音信不通の状態を放置することは避けなければなりません。重要なのは、企業がどのような対応を行ったかを履歴として記録に残し、将来的な法的トラブルに備えることです。

連絡が取れないまま休職期間が満了した場合には、就業規則に基づく退職手続きや事前通知の進め方も把握しておく必要があります。

【連絡が取れない場合の対応ステップ】

  • 本人への複数回の連絡とメッセージの送付
  • 緊急連絡先(家族)への連絡
  • 自宅への訪問と安否の確認
  • 最終期限の通知と書面の送付
  • 就業規則に基づく退職・延長手続き

多角的な安否確認の実施と履歴の保存

連絡が取れなくなった場合、まず休職者本人へ複数回の電話連絡を行い、留守番電話に接続された際にはメッセージを残すことが基本です。その際、「○月○日までに連絡がない場合は緊急連絡先や自宅への訪問を行う可能性がある」旨を伝えておくと、本人の反応を促しやすくなります。

期日までに返答がなければ、家族などの緊急連絡先へ連絡を取り、本人の状況を確認する段階に進みます。それでも反応が得られない場合は自宅への訪問を検討し、不在時にはメモを残す、訪問時の状況を写真で記録するなど、対応した事実を証拠として保全する対応が大切です。

いつ、誰が、どのような手段で連絡を試みたのかを文書やシステムに正確に記録しておくことが、安全配慮義務を果たした裏付けとなります。

期間満了時の自然退職に関する法的な注意点

連絡が取れないまま休職期間が満了する場合、就業規則の規定に基づいて退職や期間延長の手続きを進めることになります。退職予定日のおよそ1ヶ月前までに、○月○日までに連絡が取れない場合は退職となる」といった最終期限を書面で通知しておくことが、トラブル防止のカギです。

書面の送付には内容証明郵便などの形式を用い、授受の記録を公的に残す対応が重要となります。「退職になるとは知らなかった」という主張を防ぐためには、休職開始時の段階から、連絡が途絶えた場合に取りうる措置について書面で説明し、本人に周知しておくことが効果的です。事前の案内と記録の積み重ねが、企業を法的リスクから守る土台になります。

なお、就業規則に則った対応であっても、本人に復職の意思や能力があるかを慎重に判断する必要があります。独断で進めず、弁護士等の専門家に相談の上で進めるのが安全です。

社員がメンタル不調で休職…どう対応すべき?
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社員がメンタル不調で休職した際、「復職までどう支援すべきか」と悩む企業担当者は少なくありません。対応次第で、再休職や離職リスクが高まるケースもあります。
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専門的な支援で再休職を防ぐニューロリワーク

休職中の従業員への連絡対応は、頻度や内容のバランスを誤ると、本人の不安を増幅させたり、復職への意欲を低下させたりする要因になりかねません。

ニューロリワーク」では、こうした休職中の課題を踏まえ、復職後も安定して働き続けるための土台づくりをサポートしています。

脳と身体の健康に良い生活習慣を身に付ける「ブレインフィットネスプログラム」を中心に、思考の柔軟性を高める「FITプログラム」や「FINDプログラム」、認知行動療法に基づくセルフケアなど、医学的・心理学的知見を活用した多角的なアプローチで再休職のリスク低減を目指しています。専門スタッフが一人ひとりの状況に合わせた個別支援計画を作成し、復職後の定着支援まで一貫して対応しているため、従業員の安定した職場復帰を目指す企業の皆様は、ぜひ一度ご相談ください。

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施設での取り組み内容や、人事・産業担当者との連携フローについて詳しくご説明します。
「現在、対象者はいないが今後のために知りたい」「自社の社員に合うか確認したい」という場合も、情報収集の一環としてお気軽にご活用ください。

監修者

工藤 知紀

千葉くどう産業医事務所株式会社 代表取締役/産業医

札幌医科大学医学部卒業後、製鉄記念室蘭病院にて初期研修を修了。
豊田合成株式会社の専属産業医として従業員の健康管理・メンタルヘルス支援に従事したのち、独立して「千葉くどう産業医事務所株式会社」を設立。
現在は多業種の企業において20社以上の産業医を務め、労働衛生・メンタルヘルス・健康経営の各分野で幅広く活動。
法令遵守を踏まえた実践的な健康管理体制の構築や、安全衛生委員会・復職支援・ストレスチェック運用など、企業の現場に根ざした伴走型サポートを行っている。

■保有資格:
日本医師会認定産業医/産業保健法務主任者(メンタルヘルス法務主任者)/健康経営エキスパートアドバイザー/両立支援コーディネーター

ホームページ:https://kudo-sangyoui.com/

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