【支援員Mさんインタビュー前編】休職とリワークを経て見つけた新しい自分
「このままで大丈夫だろうか」
「早く仕事に戻らなければいけないのではないか」
体調を崩して休職を経験したとき、休職することになった自分を責めてしまったり、今後のキャリアが見えずに不安を抱えたりする方も多いのではないでしょうか。
こんにちは!
ニューロリワーク名古屋センターを利用しているNです。
広報の仕事に興味があることを伝えたところ、支援員にインタビューさせていただけることになりました。実践的なインタビューを通して、傾聴力・記事をまとめる力・タスクマネジメント力を培いたいと思っています!
今回お話を伺ったのは、当センターの支援員・Mさん。
実はMさん自身も、過去に体調を崩し、休職を経験し、リワーク施設に通っていた一人です。
「戻ろうじゃなくて、進もう」
リワーク施設の支援員からかけられたその言葉が、Mさんの人生の転機になったといいます。
Mさんにとって、休職はどのような時間だったのでしょうか。
その歩みを通して、“休職の意味”を探っていきます。
そして現在のMさんは、驚くほどアクティブな日々を送っています。
今のMさんの日常
── Mさんは、何をして休日を過ごしていますか?
子育てかトレーニングの 2択ですね(笑)
北海道で開催される「アイアンマンジャパン」というトライアスロンのレースに出場予定で、完走に向けてトレーニングをしています。
── 休日もとてもアクティブなんですね!
トライアスロンはいつ頃から始められたのですか?
10年ほど前からです。
始めた理由は「自分に自信をつけたかった」というのが大きいと思います。
当時は身体やメンタルの調子を崩すことが多かったので、「心身ともに強くなりたい」と思ったのがきっかけでしたね。
学生時代から興味はあったのですが、社会人になり金銭的にも時間的にも余裕ができ、「今なら挑戦できるかもしれない」と思って始めました。
── どんなトレーニングをされているのですか?
土日はロングランが多いですね。最近は20キロ走りました。
2〜3時間走ったり、バイクに乗ったり、1時間泳いだりしています。
── ハードなトレーニングですね…!
体調を崩していた頃は、500メートル先のコンビニに行くのもしんどかったです。
でも今は、動くことが気持ちいいんです。
むしろ動かないほうがしんどいくらいで、リフレッシュの時間になっています。
オーバーワークの先にあった休職という転機
── これまでのキャリアについて教えてください。
紆余曲折ありましたね…。
新卒で飲料メーカーに入社し、営業をしていました。
その後、就労移行支援事業所で支援員として勤務。
さらに外資系企業で、障害者雇用の採用・育成・定着を担当しました。
その後はIT系マーケティング会社で福祉施設の集客支援を担当。
現在は自立訓練事業所で、再び支援員として働いています。
── 営業から福祉の仕事へ進まれたきっかけは何だったのでしょうか?
実は、私自身もリワーク施設に通った経験があるんです。
当時は毎月100時間近い残業が続き、オーバーワークでした。
それがきっかけで休職し、リワーク施設に通うことになりました。
そこで支援員に「“戻ろう”ではなくて、“進もう”だね」とおっしゃっていただいたことが、とても印象に残っています。
その言葉をきっかけに、「自分はどう進みたいのか」と考えたとき、福祉の分野で力になりたいと思ったんです。
── ニューロリワーク名古屋センターに転職されたのは、なぜですか?
前職の外資系企業は、スピード感が非常に求められる環境でした。
一定の成果は出せていたものの、業務量の多さにうまく対応できず、「自分のバリューを十分に発揮できていない」と感じるようになりました。
ちょうど子どもが生まれた時期でもあり、仕事ばかりに時間を使えない状況でもありました。
周囲がガリガリと働いている中で、同じ働き方はできないと感じ、転職を決意しました。
── 転職への不安はありませんでしたか?
これまでの環境が「転職は当たり前」という文化だったので、大きなハードルは感じませんでした。
外資系では5〜6社経験している方も多く、それが特別とは見なされません。
私の考え方としては、「適所適材」だなと思っています。
「人は適切な場所に流れついていく」という考え方を自分の中ではしているので、流れに身を任せていけば、どこかのタイミングでその時に応じた適所が見つかるのではないかと思いながら、仕事をしています。
休職期間は、自分を知る時間だった
── 休職期間について、どのように捉えられていますか?
休職期間は、振り返れば「プラスでしかない」と思います。
自分を深く知る時間になりました。
好きなこと、必要なこと、自分の限界値。
そういったものが明確になり、深みが出たと思います。
── 自分のことは、知っているようで意外と知らないことの方が多いですよね。
私はもともと「活発で元気な人」だと思っていました。
でも無理をすると、全く動けなくなる一面もある。
その両面が自分の中にあると気づいたんですよね。
社会生活の中で頑張りすぎてしまうと、起き上がれなくなる。
その限界を知り、「どう共存させていくか」を考えられるようになったのは大きな学びでした。
この学びは、趣味のトレーニングにも活きています。
「ここまでは走れる」「ここを超えるとダメだ」と分かるようになったことで、計画を立てる力もつきました。
── なかなか自分だけでは、気づけない部分も多いですよね。
そうですね。一人では見えない視点があると思います。
私はリワーク施設に通っていた時に、「支援員さんより支援員らしいね」と言われたことが、この道に進むきっかけの一つになりました。
誰かからの何気ないフィードバックが、人生を変えることもあると思います。
ニューロリワーク名古屋センターも、誰かにとって何らかの良い影響がある場所になったらと思っています。
最後に
休職期間は「プラスでしかない」と語るMさん。
好きなこと、必要なこと、自分の限界値。
立ち止まったからこそ見えたものが、今の働き方や生き方につながっています。
誰かからの何気ない一言が、人生を動かすこともある。
自分一人では気づけなかった視点が、未来の選択肢を広げてくれることもある。
もしかすると休職という期間は、「元に戻る」ためではなく「自分らしく進むため」の準備期間なのかもしれません。
今、立ち止まっていると感じている方にとっても、いつか「必要な時間だった」と思える日が来るのではないでしょうか。
後編では、Mさんが支援員として大切にしていること、そしてニューロリワーク名古屋センターという場所への思いについて伺います。
ニューロリワーク 名古屋センター
のご紹介
- 住所
- 〒450-0003
愛知県名古屋市中村区名駅南4-12-17 イマス名古屋ビル6階B - アクセス
- JR東海道本線、JR中央本線、JR関西本線、名古屋市営地下鉄東山線、名古屋市営地下鉄桜通線、あおなみ線 名古屋駅 近鉄線出口 徒歩8分
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- 052-485-9622
受付時間:平日9:00~18:00
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