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【リワーク】「治ったから大丈夫」は危険信号

休職からの復職準備、今「なんとなく大丈夫」と感じていませんか?
実はその「なんとなく」が、再発の大きな落とし穴かもしれません。体調回復と再発予防は、全く別のアプローチが必要です。

しかし、一人で頑張る復職準備では、以前休職に繋がった『思考のクセ』や『苦手なパターン』こそが盲点になり、再発の危険が残ります。当センターのプログラムやグループワークは、他者との関わりの中で、一人では決して気づけない深い 「気づき」 を与えてくれます。

当センターは、休職の原因をあなた自身が見つけ出すサポートしています。
「これで大丈夫」と自信を持って復職するために。曖昧な不安を確信に変えるための具体的なステップを、本文で詳しくご案内します。

復職へ向けた「休職要因の分析」を始めよう

しっかりと通院や療養を得て、「元気になったぞ!」という実感を持つことはとても大切なことです。
しかし、本当に大切なのは「なぜ休職に至ったのか」を明確に理解し、繰り返さないための具体的な対策を立てることです。

すこし、少し立ち止まって考えてみてください。

復職前の面談で、上司や産業医からこう聞かれたとします。

「体調はもう本当に大丈夫ですか?」
「休職になった一番の理由は何だと思いますか?」
「同じ状況になっても、今度は乗り越えられますか?」

あなたは、自信を持ってこう答えられますか?

「体調は良くなりました。でも、なぜ良くなったのかはよく分かりません」
「多分、残業が多かったからだと思います。でも、残業がなくても再発しない自信はありません」

体調が回復したことと、再発を予防できる準備ができたことは、全く別の問題なのです。
当センターは、この「なんとなく良くなった」という曖昧さを、一緒に解消していく場所です。

自分で気づくということ

ここで注意したいことは、スタッフは、皆さんに一方的に「こうしなさい」というような解決策を教えることはできないという点です。
大切なのは、あなた自身で休職の本当の原因を見つめ、気づくことです。

そのために、様々なワークやグループワークを通じて、自己分析を進めるサポートを行っています。
最終目標は、あなた自身が「再発防止策」を自力で完成させることです。

自分で考えた内容だからこそ「なぜ大丈夫なのか」を明確に説明できるようになります。
自分の言葉で、説得力のある再発防止策を考えていきましょう!

なぜ一人では不十分なのか?

先ほど触れたように、「体調が良くなった」ことと「再発を防げる」ことは違います。
リワークという専門的な場を使わず、一人で復職準備を進めることには、大きな落とし穴があります。

多くの休職者の方が直面するのが、「自己分析の限界」です。

例えば、「休職の原因は残業が多すぎたからだ」と結論づけたとします。
しかし、本当にそれだけでしょうか?

・なぜ、残業を「断る」ことができなかったのか?
・なぜ、キャパシティを超えても「助けを求められなかった」のか?
・なぜ、疲労やストレスのサインに「気づけなかった」のか?

一人で内省していると、どうしても答えが浅くなったり、自分を責める方向に向かったりしがちです。
これでは、復職後また同じ状況に陥ったとき、根本的な対処ができず、再発のリスクを抱えたままになってしまいます。

休職の要因を「可視化」する

当センターのリワークプログラムでは、あなたの「なんとなく良くなった」「多分大丈夫」という曖昧な感覚を、
具体的な「休職要因」と「再発防止策」へと置き換えていきます。
これは、あなたの復職への不安を明確に把握し、自信を持って復職に臨むための土台作りとなります。

休職要因分析の具体的な取り組み

では、ここからはリワークのための訓練として当センターで行っている取り組みをご紹介していきます。

個人の思考と行動特性の理解

FITプログラムなどのワークを通じて、あなたのストレスへの捉え方のクセ、無理をしてしまう考え方をあなた自身で言語化し、柔軟な思考などを身に付けて言います。
また、 「ストレス・コーピング(対処法)リスト作成」では、ストレスを感じた時に使える具体的な行動をたくさん書き出し、自分だけの再発予防ツールを準備します。
センターでは100個を目指して取り組んでいきます。

対人関係スキルのレベルアップ

自分が持っている相談先の整理(対人相関マネジメント図)やEQ(こころの知能指数)、定期的に行われるコミュニケーションプログラムでご自身のスキルを再確認します。
また、 「アサーション・トレーニング」や「援助要請スキル」に関するプログラムを通じて、相手を尊重しつつ自分の意見を適切に伝え、必要なサポートを求める練習を重ねます。
これにより、ご自身の対人スキルを再確認し、柔軟なコミュニケーションを身につけることを目指します。

復職に向けた自己状況の分析とセルフケアの確立

安定した復職を確実にするため、自身の現状と目標を照らし合わせ、復職計画を具体的に検討します。

「ご自身の休職状況のアウトプット」や「架空の休職事例を分析・検討するプログラム」を活用し、復職時に生じうる人間関係や、負荷となる要因を整理します。
さらに、その問題点に対し復職時にどのように対処するのかの検討を行い、具体的なセルフケアの行動を確立します。

 

グループワークで得る「気づき」

リワークに通所する最大のメリットの一つが、「孤立しないこと」、そして「多様な視点を得られること」です。

特に休職要因を考えていくときなどは、「私だけがこんなに辛いのか」という孤独感が強くなっていくと思います。
ですが、通所をすることで同じ経験を持つ仲間との交流をすることができます。。

センターでは復職座談会というプログラムを行うことがあり、皆さん色々な経験を語ってくださいます。
1人ではないのだ、という事を実感する良い機会になるでしょう。

また、休職要因の分析では「残業が原因」という分析に対し、グループの仲間が「断れないのは責任感が強すぎるからでは?」と客観的な視点を与えてくれることがあります。

断ることができない自分はという自責の気持ちではなく、責任感の強さという強みに気づくことがとても大切なポイントになります。
「過去の失敗事例」や「復職後の不安」を共有し合うことや、他の方の休職要因や再発防止策を聞くことなどから、「自分にも当てはまるかもしれない」という新たな気づきを得ることができます。

仲間からのフィードバックを得られるグループワークは、一人で悩む時間の何倍も早く、深い自己理解を可能にします。

曖昧な不安を確信に変える

いかがでしたでしょうか。
リワークの本質は、「なんとなく治った」という状態を、「なぜ大丈夫か」を明確に説明できる確信に変えることです。
この徹底した自己分析と、仲間からの客観的な気づきこそが、再発を防ぎ、自信と安心を持って安定した復職を実現する鍵となります。

次のステップ

当センターでは、復職を検討されている方向けの個別相談や見学を随時受け付けております。
まずは、あなたの「なんとなくの不安」を私たちに話してみませんか?
経験豊富なスタッフが、あなたの状況に合わせた最適な復職計画を一緒に検討させていただきます。

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