自分を客観的に見る力「メタ認知」を鍛えて働きやすくなろう!
【仕事のミスが激減?】自分を客観的に見る力「メタ認知」を鍛えて働きやすくなろう!
こんにちは!ニューロリワーク横浜センターです!
「また同じミスをしてしまった…」 「どうして周りの人はうまくやっているのに、自分は…」 「ついカッとなって、言わなくてもいいことを言ってしまった…」
就労移行支援事業所で皆さんとお話ししていると、このような悩みをよく耳にします。一生懸命やっているのに、なぜか空回りしてしまう。その繰り返しで、自信を失いかけていませんか?
もし、あなたがそんな風に感じているなら、ぜひ知ってほしい力があります。それが、**「メタ認知」**です。
なんだか難しそうな言葉に聞こえるかもしれませんが、大丈夫。これは、いわば**「もう一人の自分」を頭の中に持つ**ようなもの。この力を使えるようになると、仕事や人間関係の悩みが、驚くほど軽くなるかもしれません。
この記事では、あなたの「働きやすさ」をぐっと高める「メタ認知」について、世界一分かりやすく解説します!
そもそも「メタ認知」って何?
メタ認知とは、自分の「認知(考える、感じる、記憶するなどの心の働き)」を、もう一段高い視点から客観的に認識する力のことです。
「メタ(meta)」は「高次の」「超越した」という意味の言葉。つまり、**「自分のことを、もう一人の自分が冷静に観察している」**ような状態を指します。
例えば、こんな経験はありませんか?
・プレゼンの練習中: 「あれ、今の説明、ちょっと分かりにくいかな?別の言葉で言い換えてみよう」
・イライラした時: 「まずい、今すごくイライラしているな。一回深呼吸して落ち着こう」
・作業中: 「このやり方だと時間がかかりすぎそうだ。もっと効率的な方法はないか、一度立ち止まって考えてみよう」
これらすべてが、メタ認知が働いている証拠です。自分の思考や感情、行動を客観的に捉え、「このままでいいかな?」「どうすればもっと良くなるかな?」と分析・調整しているのです。
メタ認知が苦手だと、自分の感情や思い込みに振り回されてしまい、ミスを繰り返したり、人間関係でつまずいたりしやすくなります。
なぜ「メタ認知」が仕事で重要なのか?
では、このメタ認知能力が高いと、仕事においてどんないいことがあるのでしょうか。
- 課題解決能力がアップする 問題が起きたとき、「どうしよう!」とパニックになるのではなく、「なぜこの問題が起きたんだろう?」「解決するにはどんな方法があるだろう?」と冷静に分析できます。自分の得意・不得意(これもメタ認知!)を理解していれば、自分に合った解決策を選んだり、苦手な部分は人に頼んだりする判断もできます。
- 感情のコントロールが上手くなる 自分の感情の波を客観的に察知できるようになります。「あ、今、不安を感じ始めたな」「だんだん腹が立ってきたぞ」と気づけると、感情に飲み込まれる前に対処できます。例えば、一旦その場を離れてクールダウンしたり、「これは自分の思い込みかもしれない」と考え直したりすることができるようになります。
- 円滑なコミュニケーションにつながる 「自分はこう思っているけど、相手はどう感じているだろう?」と、相手の視点に立って考える余裕が生まれます。自分の意見を伝えるときも、「この言い方だとキツく聞こえるかもしれないから、もう少し柔らかく伝えよう」といった配慮ができ、人間関係がスムーズになります。
- ストレスに強くなる 自分が何にストレスを感じやすいのかを客観的に把握できるため、ストレスの原因から距離を置いたり、自分に合ったストレス解消法を見つけたりするのが上手になります。
自宅でできる!メタ認知トレーニング3選
「メタ認知が大切なのは分かったけど、どうすれば高められるの?」
ご安心ください。メタ認知は、特別な才能ではなく、トレーニングで誰でも鍛えることができるスキルです。今日から始められる簡単な方法を3つご紹介します。
1. セルフモニタリング(実況中継)
心の中で、自分の行動や感情を「実況中継」してみましょう。
・「今、私はメールの返信をしようとしている。少し面倒だと感じているな」
・「〇〇さんから注意を受けて、心がザワザワしている。悔しい気持ちだ」
・「よし、集中してこの書類を片付けよう。まずはペンを持って…」
このように自分の状態を言葉にすることで、自分を客観視する癖がつきます。
2. ライティング(書き出し)
モヤモヤした気持ちや、頭の中でぐるぐるしている考えを、紙やスマホのメモにすべて書き出してみましょう。
・今日あった嫌なこと
・仕事で不安なこと
・うまくいったこととその理由
書き出して「見える化」することで、自分の思考パターンや感情のクセに気づきやすくなります。「なんだ、自分はこんなことで悩んでいたのか」と、客観的に見つめ直すことができますよ。
3. リフレクション(振り返り)
1日の終わりに5分だけ、その日を振り返る時間を作りましょう。
・今日の目標は達成できたか?
・できなかったとしたら、何が原因だったか?
・明日はどうすれば改善できそうか?
単に反省するだけでなく、「次はこうしよう」という未来に向けた作戦を立てることがポイントです。
まとめ:一人で悩まず、一緒に「働きやすさ」を見つけましょう
メタ認知は、あなたを苦しめるものではなく、あなたを助けてくれる心強いパートナーです。最初は難しく感じるかもしれませんが、意識してトレーニングを続けることで、少しずつ自分を客観的に見る力がついてきます。
私たち就労移行支援事業所のスタッフは、皆さんが自分に合った働き方を見つけられるよう、全力でサポートします。メタ認知のトレーニングはもちろん、一人ひとりの特性に合わせたコミュニケーションの練習や、仕事の進め方などを一緒に考えていきます。
「自分を変えたい」「もっと働きやすくなりたい」
その気持ちさえあれば、大丈夫。あなたは一人ではありません。 いつでも気軽に、私たちに声をかけてくださいね。一緒に、あなたらしい未来への一歩を踏み出しましょう!
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