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あたたかなサポートのおかげで、安心して復職に踏み出すことができた

復職支援(リワーク)
※写真は全てイメージです。
双極性障害(躁うつ病) 20代 利用期間:5ヶ月

休職理由

マーケティング部にて、宣伝広告やWebサイトの運営などの企画・立案を担当していました。フルタイム勤務に加え、休日出勤も多く、時間外労働が月70時間を超えることもありました。

多忙な業務の中で心身の不調を感じながらも、心療内科の受診に抵抗があったことや、「仕事が好き」「周囲に迷惑をかけたくない」という思いから、誰にも相談できずに苦しんでいました。

そんな中、同じ部署の同僚が休職し、その方の業務も引き継ぐことになったことで、さらに負担が増大しました。同時期に昇格試験がありましたが、業務多忙のため十分な勉強時間を確保できず、不本意な結果に。同期の中で自分だけが不合格だったことも重なり、自信を喪失し、劣等感が強まっていきました。

やがて気力が湧かず、出勤も困難になり、心療内科を受診した結果、休職に至りました。

ニューロリワークを知ったきっかけと利用を決めた理由

インターネット検索をする女性

産業医面談の際、産業医からリワーク施設の利用を勧められ、いくつかの施設の資料をいただきました。
その中にニューロリワークのパンフレットがあり、他の施設と比べて明るい雰囲気のデザインや写真が印象的で、「見学に行くならここがいいな」と自然に感じました。
その第一印象から実際に見学を申し込み、雰囲気の良さを実感したことで、利用を決めました。

リワークを利用する前のご自身の課題と変化

リビングでくつろぐ女性

私自身の課題は、完璧主義な性格でした。学生時代から学級委員や生徒会、部活動の部長などを経験する中で、「常に誰かの手本でいなければならない」という思いが強く、自分に対して必要以上に厳しくなっていました。しかし当時は、それが完璧主義によるものだとは自覚しておらず、知らず知らずのうちに心の負担を抱えていました。

リワークのプログラムを通して、自分が完璧主義であることに気づけたことは、大きな転機でした。目標をあえて“緩め”に設定し、日々の振り返りを通じて「できたこと」に目を向け、意識的に自分を褒める習慣を取り入れることで、少しずつ自分を肯定できるようになりました。

また、リワーク内だけでなく、私生活でも気づいたことを手帳に書き留め、毎日を振り返る習慣を持つようになったことで、何気なく過ごしていた日々が少しずつ充実感のあるものへと変わっていきました。「次はこれに挑戦してみよう」と、前向きな気持ちで行動できるようになったのも、大きな変化の一つです。

役に立ったプログラム

プログラム風景

復職に向けて特に役に立ったと感じたのは、「FITプログラム ※1」、「実行機能トレーニング」、「コミュニケーションプログラム」です。

「FITプログラム」では、悩みを因数分解する手法を学びました。通所前は、悩んでいる時間のわりに何も前に進まず、それ自体がストレスになっていましたが、実際に悩みを書き出し、整理しながら解決策を考えるワークを通じて、「悩む」から「考える」へと意識が切り替わり、問題解決に向けた視点を持てるようになりました。

また、「実行機能トレーニング」では、「先延ばし癖は性格だから直らない」と思い込んでいた自分にとって、学んだコツを少しずつ日常に取り入れることで改善の可能性を実感できたことが大きな気づきでした。具体的な行動の工夫が、自信にもつながりました。

そして、「コミュニケーションプログラム」は、私にとってほどよい息抜きでもありました。人と話すことがもともと好きなので、毎回の参加が楽しみで、中でも「先生のマンション」といったコンセンサスゲームは知的な刺激もあり、楽しみながら学びのある時間を過ごすことができました。

これらのプログラムを通して、自分の特性や傾向を理解し、前向きな気持ちで復職にのぞめる土台が整ったと感じています。

※1 FIT(フィット)プログラム(Flexibility Intervention Training):物事への柔軟性(柔軟な思考や行動)を高め、少しでも良い状態に近づくことを目的とした認知行動療法理論に基づく当社グループオリジナルのプログラムです。

役に立ったサポート

復職に向けて大きな助けとなったサポートのひとつが、産業医面談用の活動報告書を作成していただいたことです。第三者の視点から、リワークでの取り組みや日々の変化を客観的にまとめていただいたことで、会社側にも活動の様子がしっかりと伝わり、復職への信頼につながったと感じています。

また、休職の要因分析や再発防止策の作成をサポートしていただけたことも非常に心強かったです。特に休職の要因分析は、自分にとって辛かった出来事を振り返る作業でもあったため、一人で向き合うのは難しかったと思います。そうした中で、スタッフの方と一緒に丁寧に整理できたことが、大きな精神的な支えとなりました。こうしたサポートがあったからこそ、安心して復職に踏み出すことができたと思っています。

今後への想い

リワークをきっかけにメンタルヘルスマネジメント検定Ⅲ種を取得しました。
今後は上位級の取得を目指したいです。

また、自身の休職経験と学びを活かし、今後は職場で周囲の健康にも気を配れる存在になりたいです。

ニューロリワーク所沢センターのスタッフに一言

復職を目前に控え、不安もある中でスタッフさんに「日常に戻るだけですよ」とかけていただいた言葉がとても心に残っています。
休職や復職を重く捉えすぎていた私にとって、気持ちがふっと軽くなる一言でした。

また、目標設定を無理のない範囲に整えてもらえたことや、元気が出る運動プログラム、優しい声での電話対応、明るい笑顔での接し方など、どの場面でも皆さんの温かいサポートに支えられてきたと実感しています。

多様な背景をもつ利用者一人ひとりに寄り添ってくださる姿勢に、心から感謝しています。今後も定着面談でお世話になりますが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

※内容はインタビュー回答時のものです。

ニューロリワークのご紹介

ニューロリワークでは、見学や施設の利用に関する相談を承っています。ご興味のある方はぜひご活用ください。
ニューロリワークの利用を通して、社会参加や復職・再就職後も心身ともに安定し、健康的な状態を維持できることを心より願っております。

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