バランスの取れた考え方を身に付けて、心に余裕をもって働けるようになった
復職支援(リワーク)
休職理由
電機メーカーの技術職として、サンプル測定やデータのチェックなどを担当していました。
仕事の中で行き詰まることがあり、相談にも乗っていただいていたのですが、今振り返るとせっかく支えてもらっていたのに、仕事の行き詰まりを過度に悲観的に受け止めてしまったり、自分をうまく認めてあげることができませんでした。
そのような「認知の歪み」から、ネガティブな思考にとらわれてしまい、次第に大きなストレスを抱えるようになっていきました。
体調を崩していたこともあり、それまでできていたストレス解消法に取り組むことが難しくなり、ほかに気持ちを緩める方法も見つからず、塞ぎこむようになって休職に至りました。
ニューロリワークを知ったきっかけと利用を決めた理由

復職に向けて自分なりに準備を進めていく中で、リワーク支援について知りました。
YouTubeで情報を集めている際に、ニューロリワークの「ニューロチャンネル」を見つけてホームページを確認したところ、通いやすい場所にあったため、実際に所沢センターを訪問してみることにしました。
詳しく説明を聞いたことで、安心して復職準備に臨めると感じ通所することに決めました。
リワークを利用する上で目標にしたことやご自身の変化
休職当初は、自分が調子を崩してしまった理由を把握できておらず、再発を防ぐためにどのような対策をとればよいのかもはっきりしていませんでしたが、様々なプログラムに取り組むことで、休職原因を分析し、自分の課題が整理されていきました。
また、体調を崩したことでそれまで続けていたストレス解消法ができなくなり、発散できないストレスがどんどん積み重なっていくように感じ、落ち込んでいたのですが、リワークでストレスコーピングや7つのコラムに取り組んだことで、ストレスの対処法は一つではないことや、自分の感情の変化に注目し、早めに対処することの大切さを学びました。
おかげで、ストレスを過度に恐れずに向き合えるようになりました。
役に立ったプログラム
物事への柔軟性を高める「FITプログラム ※1」が特に役に立ったと感じています。
実践的なワークを通して自分の思考の癖に気付き、休職の原因でもある自分を追いつめていたストレスの背景に「認知の歪み」があったことがわかりました。
自分に対して「もっと頑張らなければ」「こうあるべき」と考えてしまう傾向を、客観的に見つめ直し、バランスの取れた考え方ができるようになったことで、休職前のような状況に陥ることなく、落ち着いて過ごせるようになりました。
※1 FIT(フィット)プログラム(Flexibility Intervention Training):物事への柔軟性(柔軟な思考や行動)を高め、少しでも良い状態に近づくことを目的とした認知行動療法理論に基づく当社グループオリジナルのプログラムです。
役に立ったサポート

一人で復職準備をしていたころは、考えをまとめることも難しく、具体的な進め方がわからないことで疲れてしまい、生活リズムも乱れがちでした。
ニューロリワークでは、プログラムや支援員の方のアドバイスを通して、復職に向けて何をすべきなのかが明確になり、安心して準備を進められるようになりました。また、通所することで日々のスケジュールにもメリハリが生まれ、安定した生活リズムを取り戻すことができました。
今後への想い
頑張りすぎてしまう傾向があると自覚しているので、今後は無理をせず、時には肩の力を抜いて、安定して働き続けることを第一に考えていきたいと思います。
ニューロリワーク所沢センターのスタッフに一言
支援員の皆さんには、復職準備だけでなく健康面や日々の悩みなど、様々な面でご心配やご配慮をいただき、本当に感謝しています。
ありがとうございました。
※内容はインタビュー回答時のものです。
ニューロリワークのご紹介
ニューロリワークでは、見学や施設の利用に関する相談を承っています。ご興味のある方はぜひご活用ください。
ニューロリワークの利用を通して、社会参加や復職・再就職後も心身ともに安定し、健康的な状態を維持できることを心より願っております。
記事のリンクをコピー