セルフケア

【リワーク】年末年始の「リズム維持」戦略

2025/12/29

年末年始は「魔のゾーン」

いよいよ明日30日（火）が、当センターの年内最後の開所日となります。

皆さんは、年末年始のお休みにどんな計画を立てていますか？
「とにかく寝て過ごそう」「ゲームや動画三昧で過ごそう」
日頃の疲れを癒やすために、ダラダラ過ごすのも素晴らしいリフレッシュです。

しかし、リワークのスタッフとして、一つだけ注意喚起をさせてください。
年末年始は、生活リズムが崩れやすく、休み明けにメンタル不調を引き起こす「魔のゾーン」でもあります。

休み明けは「行きたくないな…」という気持ち。気落ちしないためのコツをお伝えします。

「休みに入ったら、昼まで寝て睡眠不足を解消しよう」
そう思っている方は要注意です。

医学的に「寝だめ（睡眠の貯金）」はできないと言われています。
休日に起床時間が2時間以上遅れると、体内時計が後ろにズレてしまい、体は海外旅行に行ったのと同じ「ソーシャル・ジェットラグ（社会的時差ボケ）」の状態になります。

これこそが、連休明けに体が鉛のように重くなり、メンタルが落ち込む最大の原因です。
復職後にこれをやってしまうと、年始早々に遅刻や欠勤につながるリスクがあります。

では、どうすれば良いのでしょうか？
「休み中もストイックに規則正しく過ごせ」とは言いません。

それでは気が休まりませんよね。
せっかくのお正月です。こたつにみかん、おせち、初売り。

色々なイベントが目白押しです。

たった一つ、「起床時間のアンカー（錨）」だけ固定してください。

これさえ守れば、二度寝しても、日中パジャマのままでゴロゴロしても構いません。
「朝の光で体内時計をリセットする」という一点だけ守れていれば、夜の睡眠リズムは大きく崩にくくなります。

仕事ができる人ほど、休日の使い方が上手です。
それは「活動的に動くから」ではなく、「次の仕事始めにパフォーマンスを落とさない休み方」を知っているからです。

自分の体内時計を管理することは、復職後の安定就労に直結する重要な「自己管理スキル」です。
この年末年始を「リズムを崩さずに乗り切れた」という実績は、あなたにとって大きな自信になるはずです。

とはいえ、家に一人でいると、ついつい昼夜逆転してしまう…というのは、誰にでも起こりうることです。
自分ひとりの意志だけで生活リズムを整え続けるのは、実はとても孤独で、エネルギーの要る作業だからです。

もし、年末年始でリズムが崩れてしまっても、どうか自分を責めないでください。
そんな時のために、私たちのような「ペースメーカー（リズムを整える場所）」があります。

「一人ではどうしても生活が乱れてしまう」
「誰かと一緒なら、朝起きる理由ができるかもしれない」

そう感じたら、来年はぜひ一度、当センターを覗いてみませんか？
通所するという「予定」を入れるだけで、自然に生活リズムが整っていく感覚を、きっと体験していただけるはずです。

当センターは明日30日まで開所していますが、年明けからの見学のお問い合わせも随時お待ちしております。
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

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