冬に食欲が止まらない・朝起きられない…それはなぜ?冬の心身を整えて復職・就職につなげる過ごし方

冬の体調不良は「怠け」ではありません
すっかり寒さが増す季節になってきましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
寒くなってくると、次のような悩みを感じる方が増えてきます。
「急に食欲が増して、甘いものがやめられない」
「朝、どうしても体が重くて起きられない…」
こうした状態が続くと、
「自分はなんて意志が弱いんだろう」
「このままでは復職・就職なんて無理かもしれない」
と、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
しかし、これらは決してあなたの「怠け」ではありません。
実は、季節の変化に伴う体と心の自然な反応なのです。
私たちニューロリワーク横浜関内センターでも、うつ病や適応障害などのメンタル不調で休職・離職中の方から、
「冬になると食欲が止まらない」
「朝起きられず生活リズムが崩れてしまう」
といったご相談をよくいただきます。
そこで今回は、冬特有の体調変化のメカニズムと、無理なく復職や就職を目指すための整え方について詳しくお伝えします。
なぜ冬は「食欲が増し」「起きられない」のか?3つの原因
冬に食欲が止まらなくなったり、朝がつらくなったりするのには、いくつかの理由があります。まずはその仕組みを知ることで、「自分を責める気持ち」を少しずつ手放していきましょう。
1. 日照時間の減少による「セロトニン」の不足
秋から冬にかけて日が短くなると、脳内の「セロトニン」という物質が減りやすくなります。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、心の安定や自律神経のバランスを整える大切な役割を持っています。
このセロトニンが不足すると、気持ちが落ち込みやすくなるだけでなく、体内時計が狂って「いくら寝ても眠い(過眠)」という状態になりやすくなります。これが「ウインターブルー(季節性うつ)」と呼ばれる症状の一つです。
さらに脳は、足りないセロトニンを一時的に増やそうとして、甘いものや炭水化物を欲するようになります。冬の過食は、脳が一生懸命に元気をだそうとしている「サイン」でもあるのです。
2. 寒さによる「基礎代謝」の上昇
意外かもしれませんが、冬は夏よりも「基礎代謝(じっとしていても消費されるエネルギー)」が高まります。私たちの体は、冷たい外気から体温を守るために、一生懸命熱を作ろうとするからです。
ある研究では、冬の基礎代謝は他の季節に比べて平均約6%も上昇することがわかっています。エネルギーをたくさん使うため、体は自然と「もっと栄養を補給しなきゃ!」と食欲を増進させるのです。
3. 睡眠の質の低下と食欲ホルモンの乱れ
寒さで体が冷えると、ぐっすり眠ることが難しくなります。睡眠の質が下がると、脳内では「レプチン(食欲を抑えるホルモン)」が減り、「グレリン(食欲を出すホルモン)」が増えてしまいます。
「寝不足の翌日につい食べすぎてしまう」というのは、このホルモンバランスの乱れが原因です。冬の寒さによる睡眠不足が、さらなる食欲増加を招くという悪循環に陥りやすいのです。
復職・就職に向けて!冬の心と体を整える4つのアクション
冬の不調をゼロにするのは難しいですが、日々のちょっとした習慣で、復職や就職に向けた「動ける体」を作っていくことは可能です。今日から取り入れられる具体的なアクションをご紹介します。
① 朝起きたら「太陽の光」を浴びる

セロトニンを増やす最も手軽で効果的な方法は、日光を浴びることです。朝起きたら、まずはカーテンを開けて窓際で光を感じてみてください。
光を浴びることで体内時計がリセットされ、夜の睡眠の質も向上します。「起きられない」という悩みがある時こそ、まずは「光を浴びる」ことから始めてみましょう。
② セロトニンの材料「トリプトファン」を摂る

セロトニンを作るには、その材料となる「トリプトファン」という栄養素が必要です。以下の食材を意識して取り入れてみましょう。
・バナナ
・大豆製品(納豆、豆腐、味噌汁)
・乳製品(チーズ、ヨーグルト)
・卵
甘いお菓子の代わりにバナナを食べたり、朝食に納豆や卵を加えたりするだけでも、心の安定につながります。
③朝食で「タンパク質」を摂る

「つい食べすぎてしまう」という方は、朝食にタンパク質を意識してみてください。
タンパク質をしっかり摂ると、お腹が空きにくくなり、日中のドカ食いや間食を防ぐことができます。
食欲がなくてしっかり食べられない時は、プロテイン飲料やヨーグルトなどの手軽なものでも構いません。
④軽い運動で「リズム運動」を取り入れる

ウォーキングのように、一定のリズムで体を動かすこともセロトニンの分泌を助けます。また、運動をすることで「ドーパミン」という意欲に関わる物質も出やすくなるため、沈んだ気分を上向きにしてくれます。
最初から長く歩く必要はありません。まずは「近所のコンビニまで歩く」「家の中で足踏みをしてみる」といった小さな一歩から始めてみましょう。
ひとりで悩まず、横浜関内センターで一緒に復職や就職の準備をしませんか?

冬の寒さや暗さは、私たちの心身に大きな影響を与えます。
食欲が止まらなかったり、朝起きられなかったりするのは、あなたが弱いからではなく、体が一生懸命に環境に適応しようとしている証拠です。
しかし、ひとりでこうした不調と向き合いながら、復職や就職の準備を進めるのはとてもエネルギーがいることです。「このままの体調で仕事に戻れるのだろうか」と不安になるのは当然のことだと思います。
私たちニューロリワーク横浜関内センターでは、こうした季節ごとの体調管理や、自分の特性に合わせた生活リズムの整え方を学べるプログラムをご用意しています。
専門スタッフが、あなたの今の状況に寄り添いながら、安定して長く働き続けるためのスキルを一緒に身につけていくサポートをします。
見学・体験で一歩を踏み出すきっかけを

冬の不調は、決してあなたのせいではありません。体の仕組みを理解し、適切なケアを取り入れることで、少しずつ前向きな変化を感じられるようになります。
もし今、「生活リズムがバラバラで困っている」「復職・就職したいけれど、何から始めたらいいかわからない」と感じているなら、ぜひ一度ニューロリワーク横浜関内センターへお越しください。
当センターでは、随時見学や体験を受け付けています。
落ち着いた環境で、まずはあなたの今の気持ちをお聞かせください。
無理に何かを強いることはありません。
あなたが「これならできそう」と思えるペースを、一緒に見つけていきましょう。
皆様からのご連絡を、スタッフ一同、心よりお待ちしております。
参考:順天厚生事業団|「季節性うつ病」をご存じですか?
参考:COML・健康保険組合連合会|健康で楽しい毎日を送るための4つのアクション
参考:ウェザーニュース|食べたい理由は基礎代謝!?「食欲の秋」に科学的根拠
参考:つながる薬局ナビ|冬の食欲を抑える方法はある?食欲が増す原因や食欲の抑え方を解説
参考:科研費研究成果報告書|季節変化および食生活・生活習慣に起因するエネルギー代謝変動の定量化
参考:US Dairy Export Council|朝食におけるホエイプロテイン
ニューロリワーク 横浜関内センター
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