相談できない自分を克服し、学びとサポートを力に前向きに就職できた
就職支援
退職理由
周囲に頼ったり相談したりすることが苦手で、仕事の悩みや負担を一人で抱え込むことが多く、精神的に疲弊していきました。
日に日に積み重なっていくストレスを自分ではどうすることもできず、無理を続けたことで心身に不調をきたし仕事を続けることが困難となり退職しました。
ニューロリワークを知ったきっかけと利用を決めた理由
退職してから数ヶ月後、仕事を探すためインターネットで情報を集めていたときにニューロリワーク川越センターを知りました。
当時は自宅から出られない日が続き、メンタルも体調も不安定だったため、少しずつ外に出て支援を受けながら着実に就職活動を進められる環境に身を置こうと思い、利用を決めました。
ニューロリワークで行ったことやご自身の変化
離職前の私は、仕事上の相談だけでなく友人にさえ悩みを打ち明けることをためらっていました。誰にも相談できずストレスを抱えてしまう自分を克服することが課題の一つでした。
リワークプログラムの中で「ソーシャルサポート」という、自分が周囲の人からどんな支援を受けているかを書き出すプログラムに取り組んだことで、自分が思っていたよりも頼れる相手がたくさんいることに気付きました。
様々なプログラムを通して少しずつ人に相談するハードルが下がっていき、同時にストレスにも上手く対処できるようになっていきました。
また、リワークに通所する前は、誰とも話す機会がなく自宅に閉じこもっていたため、体力も落ち、気持ちも落ち込みやすくなっていました。通所を始めた当初は週2〜3日の半日通所だけでも大変でしたが、意識的に通所頻度や時間を増やしていくなかで、できることが徐々に増えていき、次第に意識しなくても当たり前に毎日のスケジュールをこなせるまでに回復しました。
役に立ったプログラム
物事への柔軟性を高める「FITプログラム ※1」と、自己理解を促す「FINDプログラム ※2」が、就職に特に役立ったと感じています。
「FITプログラム」で自分の考え方の癖を客観的に把握したことで、以前よりも早い段階で、視野が狭くなっていることや極端な思考に陥っていることに気付けるようになりました。
「FINDプログラム」は何度も受講し、得意なこと、苦手なこと、働く上での優先順位などを徹底的に掘り下げたことで頭の中が整理され、自分の考えや価値観がより明確になりました。
※1 FIT(フィット)プログラム(Flexibility Intervention Training):物事への柔軟性(柔軟な思考や行動)を高め、少しでも良い状態に近づくことを目的とした認知行動療法理論に基づく当社グループオリジナルのプログラムです。
※2 FIND(ファインド)プログラム:自己理解を通してキャリアの羅針盤を作っていくプログラムです。キャリアの羅針盤を作ることで今後のより良いキャリア選択を実現し、長期安定就労につなげることを目的とした当社グループオリジナルのプログラムです。
役に立ったサポート
就職活動では不安や悩みが多くありましたが、その都度スタッフの方に相談できたことで不安も和らぎ、一人で進めるよりも前向きに取り組むことができました。
何度も個別の模擬面接をしていただき、具体的なアドバイスや丁寧なサポートを受けられたおかげで、自信をもって本番の面接に臨めました。
今後も実践し続けたいこと

「習慣化の7つのコツ」で学んだ、大きな目標と小さな目標を立てるという方法を参考に、寝付きの改善を大きな目標に設定して、週に2度10回だけスクワットをするという小さな目標を立てて取り組んでいます。
具体的な目標を決めたことで習慣化しやすくなり、現在まで約5か月間続けられていて、寝付きも改善されました。
この習慣化のコツは、今後もいろいろな場面で活用していきたいです。
今後への想い

悩みやストレスが大きくなる前に人に相談することや、身に付けた健康習慣を続けていくことなど、ニューロリワークで学んだことを活かし、無理なく働くことを意識して安定就労を目指したいと思います。
ニューロリワーク川越センターのスタッフに一言
ニューロリワークは、安心して過ごせる居場所のひとつでした。不安や悩みがあればいつでも相談できる環境にとても助けられました。
スタッフの皆さんには本当にお世話になり、心から感謝しています。
ありがとうございました。
※内容はインタビュー回答時のものです。
ニューロリワークのご紹介
ニューロリワークでは、見学や施設の利用に関する相談を承っています。ご興味のある方はぜひご活用ください。
ニューロリワークの利用を通して、社会参加や復職・再就職後も心身ともに安定し、健康的な状態を維持できることを心より願っております。
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