【リワーク】メタ認知って何?【自立訓練】
今回は「メタ認知」についての内容をお伝えしていこうと思います。
皆さんはこの「メタ認知」という言葉聞いたことがありますか?
心理学用語なのですが、「メタ」と「認知」に関して分けて考えてみましょう。
「メタ」
ギリシャ語で「高次の」「超越した」という意味があります。
これは、メタフィクションという言葉もありますので聞いたことがあるかもしれません。
「認知」
今回は、心理学用語の認知のご説明です。
心理学用語では知覚、記憶、思考、言語などの、外界を「知る」、「考える」、「覚える」といった知的機能を指します。
これが合体すると「メタ認知」という言葉になります。
これは、自分をの認知活動を客観視し、コントロールするという意味合いになります。
なぜこんな話をするのかというと、このメタ認知メンタルコントロールに非常に有意義なスキルなのです。
「働きたいのに動けない」「どうして自分ばかり失敗するんだろう」—仕事や人生の悩みで、自分を責めたり、周りと比べて落ち込んだりしていませんか?
真面目で責任感が強い人ほどこういったお気持ちを抱えがちではないでしょうか。
ですが、その心の負担を根本から軽くするスキルが、「メタ認知」というスキルです。
仕事の悩みを解決する鍵!「メタ認知」ってどんなスキル?
では、さっそくですがメタ認知について軽くお伝えをしていきたいと思います。
自分を客観視する「メタ認知」の基本
先ほども述べたのですが、メタ認知とは「認知」を「超えて」見つめ直す力のことです。
これは、自分の思考や感情、行動を、まるで第三者が上から見ているかのように冷静に捉えるスキルです。
例えば、感情に流されそうになることもあるでしょう。
「しっかりと予測できることだったのに。」
「こんなミスをしてしまうなんて。」
といった形でご自身を責めてしまうかもしれません。
ですが、そう感じた際に以下のように考えることができるとどうなるでしょうか?
「今、自分は必要以上に自分を責めているな」
と気づき、その思考を止めることができるようになります。
この客観的な視点を持つことが、悩みやストレスを和らげることに効果的な対策です。
「メタ認知」にはこんな効果が
この「メタ認知」を意識的に使うことは、働く上での心の悩みを改善するきっかけになります。
例として、次のような良い変化が期待できると言われています。
過度な自責が和らぐ可能性
まさに上記の例のような状態です。
感情的に自分を責めるのではなく、状況や原因を冷静に分析できる手助けとなります。
「自分軸」が明確になるきっかけ
メタ認知のスキルを使い自分の得意・苦手を客観視することでご自身の価値感などを明確化することができます。
自己理解を深めるためにも自分の客観視はとても重要なスキルです。
自分の軸を作るために役に立つスキルと言えるでしょう。
他者比較の客観視
他人の成功を見た時にあなたはどう感じますか?
「悔しい」「自分も頑張ろう」という前向きなモチベーションになることもあります。
ですが、「あの人はあんなにすごいのに・・・」と自己否定になるときは要注意です。
こんな時にに「あの人は自分とは状況や背景が違う」と冷静に客観視できるようになるとどうでしょう?
心が少し楽になりませんか?
「メタ認知」を鍛えて、自分らしい働き方を見つける方法
メタ認知で思考の癖に気づく
あなたは、知らず知らずのうちに自分自身を否定する考え方をしていませんか?
「どうせ私には無理」
「また失敗するに決まっている」
といった考えは、働く意欲を低下させてしまいます。
この様な、自己否定の癖を乗り越えるためには、まずその思考パターンに「気づく」ことが大切です。
これは、まさしくメタ認知の働きです。
当センターでは、プログラムや利用者様同士のグループワークなどを通じて、ご自身で客観視のスキルを身につけるためのきっかけや場を提供しています。
これにより、不健全な自責や他者比較のループから抜け出すあなた本来の力を引き出すことを目指します。
「メタ認知」を味方につけて
最後に、「メタ認知」は、不健全な思考のパターンに気づき、「自分軸」で働く自信を取り戻すためのスキルです。
今現在、現状に悩んでいる時こそ、自分自身を深く知るチャンスです。
この機会にメタ認知を鍛え、心の負担を軽くして、あなたらしいペースで働く一歩を踏み出してみませんか?
当センターでは、見学を随時行っています。
どんな取り組みを行っているのかな?と気になった方はお気軽にお問合せください。
お待ちしております。
ニューロリワーク 所沢センター
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