【リワーク】12月で「焦り」が出てしまう
「焦り」は、あなたが前に進みたいと思っている証拠です
今年も残すところあとわずかとなりました。
街が年末の雰囲気で慌ただしくなると、ふとこんな気持ちになることはありませんか?
「今年も、仕事に復帰できなかった」
「社会から置いていかれているような気がして辛い」
周りが仕事納めや忘年会で忙しそうにしているのを見ると、自分だけ時間が止まっているように感じてしまうかもしれません。
でも、その焦りや不安を感じるのは、あなたの心の奥に
「また社会で働きたい」
「現状を変えたい」
という前向きな意欲があるからこそなのです。
まずは、そう思えている自分自身を否定せず、「よく耐えてきたね」と認めてあげてください。
なぜ年末は「社会復帰」へのプレッシャーが強まるのか
12月特有の空気感は、休職中や求職中の方にとって大きなストレス要因になります。
なぜこれほど心がざわつくのか、その背景を知ることで、少し客観的に自分の状態を見ることができます。
「一年の区切り」が生む比較と自己嫌悪
年末はテレビやSNSでも「今年一年を振り返る」という話題で持ちきりになります。
「今年はこれを達成した」「ボーナスが出た」といった他人の成果が目に入りやすくなる時期です。
その結果、「自分は何もしないまま一年が過ぎてしまった」という感覚に陥りやすくなります。
ですが、あなたは決して何もしていなかったわけではありません。
心と体のエネルギーを回復させる、大切な充電期間を過ごしていたのです。
寒暖差と日照不足によるエネルギー低下
「働きたいのに体が動かない」という悩みは、冬の気候も大きく関係しています。
日照時間が短くなると、意欲を司る脳内物質(セロトニン)が減少し、どうしても活動量は落ちてしまいます。
これは自然な生理現象ですので、「やる気がないからだ」と自分を責める必要はありません。
来年こそ動き出したい方へ。12月にできる「小さな準備」
「いきなりハローワークに行くのはハードルが高い」「まだ毎日通える自信がない」
そう感じているなら、無理に就職活動や復職準備を始める必要はありません。
その代わり、来年からスムーズに動き出すための「助走」を12月のうちに始めてみませんか?
1. 生活リズムを「あと30分」だけ整えてみる
社会復帰の基本は、まずは「安定した生活」です。
今の起床時間や就寝時間を、無理のない範囲で30分だけ調整してみましょう。
小さな「できた」という実績が、復職に向けた自信の土台になります。
2. 「復職・再就職」のための土台作りを考える
「働く」といっても、いきなりフルタイムである必要はありません。
まずは週に数日、決まった場所に通うことから始めて、体力と自信を取り戻す。
そんな「リハビリ期間」を設けることが、結果的に長く安定して働く近道になります。
「自立訓練事業所」だからこそできる、無理のない復職サポート
復職や再就職を目指すとき、「就職活動のサポート」だけでは不安なことはありませんか?
私たちのセンターは、制度上「自立訓練事業所」という役割を担っています。
ここは、いきなり求人に応募したり面接練習をしたりする場所ではありません。
まずは生活リズムを整え、体力をつけ、対人関係の練習をする。
そうした「働くための土台」をじっくり固める場所です。
もちろん、その先にある「就労」や「復職」への支援もしっかり行っています。
「働きたい気持ちはあるけれど、心と体がついていかない」
そんな悩みを持つ方が、安心して次のステップへ進むための準備期間として利用されています。
12月は、来年の「復職計画」を立てるのにちょうど良い時期です。
「今の自分の状態で、どんなステップを踏めば社会復帰できるのか」
その具体的なロードマップを、私たちと一緒に考えてみませんか?
来年の「新しいスタート」を一緒に描きませんか?
12月の焦りを一人で抱え込んでいると、不安はどんどん大きくなってしまいます。
その不安なエネルギーを、来年のための「準備」に変えてみませんか?
あなたの「また働きたい」「社会とつながりたい」という気持ちをサポートします。
今はまだ具体的な目標が定まっていなくても大丈夫です。
「まずは見学だけしてみたい」「どんなプログラムがあるのか知りたい」という段階から、一緒に来年の計画を立てていきましょう。
あなたが安心して一歩を踏み出せるよう、一緒に考えていきましょう。
新しい年を迎える前に、少しだけ未来の話をしに来てください。
ニューロリワーク 所沢センター
のご紹介
- 住所
- 〒359-1113
埼玉県所沢市喜多町16-7 第一武井ビル2階 - アクセス
- 西武新宿線 航空公園駅 徒歩2分
- 電話番号
- 04-2946-7255
受付時間:平日9:00~18:00
記事のリンクをコピー