自己理解と対話を重ねる中で「できること」が見え、温かな支援で自分らしく復職へ踏み出せた
復職支援(リワーク)
休職理由
職場での人間関係やコミュニケーションにおいて、日々小さな違和感やストレスを感じる状況が続いていました。自分だけが特別な対応を受けていると感じる場面もあり、次第に孤独感や不安感が強まっていきました。
業務上の体調変化や負担について相談をしたものの、十分に受け止めてもらえたという実感が持てず、助けを求めることに対しても躊躇するようになっていきました。そうした積み重ねの中で精神的な負担が大きくなり、休職することになりました。
ニューロリワークを知ったきっかけと利用を決めた理由
休職中、自宅から通える自立訓練施設を探していたところ、インターネットで偶然ニューロリワークを見つけました。
初めは不安もありましたが、所沢センターで何度か体験に参加するうちに、落ち着いて取り組める雰囲気や、自分のペースを大切にしてくれる環境に安心感を持てるようになりました。
また、会社とのやり取りをサポートしてくれることや、復職後も定着支援が受けられる点にも信頼が持て、「ここなら復職に向けて前に進めそう」と思い、利用を決めました。
リワークを利用する上で目標にしたことやご自身の変化
休職前は、ストレスに対してうまく対処できていなかったと感じています。なんとなく「気をつけなきゃ」と思ってはいたものの、自分に合った具体的なケア方法がわからず、気づかないうちに無理をしてしまうことが多くありました。
ニューロリワークでは、まず自分の状態を客観的に見つめ直すことから始めました。毎日の体調報告を通して、日々の変化や小さな気づきに目を向ける習慣ができたことは、大きな学びでした。
また、「コーピングリスト」の作成を通して、ストレスを感じた場面ごとにどんな対処が自分に合うのかを整理し、具体的なセルフケアを見つけていくことができました。他の方とアイデアを共有し合えたことも、視野を広げる助けになりました。
加えて、仕事をする上での自分の特性や、考え方の傾向にも向き合いました。はじめのうちは「できていないこと」にばかり目が向いていましたが、スタッフの方々が日々「できていること」を丁寧に言葉にしてくださったことで、少しずつ自己肯定感が回復し、「自分にもできることがある」と思えるようになっていきました。
今でも完璧ではありませんが、ストレスと向き合う力や自分を客観的に見る視点を持てるようになったことが、復職後の大きな支えになっています。
役に立ったプログラムとサポート
リワークの中で特に印象に残っているのは、グループワークや座談会など、人との関わりを通じて自己理解を深められた時間でした。様々な立場や背景を持つ方の意見を聞くことで、「自分だけじゃない」と思えるようになり、視野が広がりました。
特に、同じように休職中の方と話せる座談会は、他の企業での経験や悩みを共有し合える貴重な機会で、「誰かと気持ちを共有すること」が自分にとっての支えになることを実感しました。
また、復職に向けては不安や緊張も大きかったのですが、ニューロリワークが会社との間に入ってくださり、上司とのやりとりや面談への同席など、細やかにサポートしていただけたことがとても心強かったです。もしこれを一人で進めていたら、途中で不安に押しつぶされていたかもしれません。そう思えるほど、精神的な支えとして大きな存在でした。
今後への想い
復職はできたものの、まだ半日勤務でもぐったりと疲れてしまうことが多く、思うようにいかない日もあります。それでも、ニューロリワークで学んだストレスケアを日々意識しながら、無理せず自分のペースで働き続けられるようにしたいと思っています。
ニューロリワーク所沢センターのスタッフに一言
約半年間、本当にありがとうございました。体調が安定せず、不安な気持ちを抱える日も多かったのですが、そんな時にいつも話を聞いていただけたことが、大きな安心につながりました。
毎日の体調報告だけでなく、ふとした日常のやりとりの中でも、温かく寄り添ってくださったことにとても救われました。
ニューロリワークに通えて本当によかったと心から思っています。
ありがとうございました。
※内容はインタビュー回答時のものです。
ニューロリワークのご紹介
ニューロリワークでは、見学や施設の利用に関する相談を承っています。ご興味のある方はぜひご活用ください。
ニューロリワークの利用を通して、社会参加や復職・再就職後も心身ともに安定し、健康的な状態を維持できることを心より願っております。
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