ネガティブ思考や「完璧主義」から解放され、自分の成長に目を向けられるようになった
復職支援(リワーク)
休職理由
休職前は人事部に所属し、新卒採用担当として採用業務の全プロセスに携わっていました。業務量が多く、日常的に残業して対応していましたが、特に繁忙期には残業時間が大幅に増えるため、十分に休息をとることが難しい状況でした。
現場から人事部に異動した頃から、業務の進め方や「当たり前」とされる基準の違いに戸惑い、環境の変化にうまく適応できないことに悩んでいました。これまで培ってきたビジネススキルを十分に活かしきれないと感じる場面が増え、新しい部署で期待に応えられていないのではないかという不安が強まり、次第に自信を失っていきました。
もともと完璧主義で理想を高く持ちすぎてしまうところがあり、すべてを一人でやり遂げようと無理をしていました。また、頼りにされると断れずタスクに追われるような状況が続きました。業務過多が常態化し思うように仕事を進められなくなったことで、社会人になってからほとんど経験したことのない大きな挫折を感じ、気持ちを立て直すことができなくなっていました。
そのような状況に実母の介護が重なり、心身ともに疲弊し業務を継続することが難しくなり、休職を決めました。
ニューロリワークを知ったきっかけと利用を決めた理由

かかりつけのクリニックに設置されていたニューロリワークのパンフレットを見て、その存在を知りました。主治医からの勧めもあり、復職に向けた支援を受けられる施設として利用を検討するようになりました。
ニューロリワークのプログラムについて調べる中で特に興味を持ったのは、物事への柔軟性を高める「FITプログラム※1」と、生活習慣の乱れを改善する「ブレインフィットネスプログラム※2」でした。
休職するまでの私は仕事優先で、とにかく業務を遂行しなければならないという意識が強く、自分自身と向き合う時間を取れていませんでした。そのため、「FITプログラム」を通して、自分の思考の傾向を捉え、どのように向き合っていけばよいのかを学びたいと考えました。
また、休職中は生活リズムが大きく崩れており、その状態では復職は難しいと感じていました。「ブレインフィットネスプログラム」を通して、健康に必要な知識を学び、まずは日常生活を整えることから取り組みたいと思いました。
こうしたプログラムの魅力に加え、ニューロリワークでは利用者一人ひとりに合わせて、個別に課題改善に寄り添ってもらえる点にも安心感を覚え、利用を決めました。
※1 FIT(フィット)プログラム(Flexibility Intervention Training):物事への柔軟性(柔軟な思考や行動)を高め、少しでも良い状態に近づくことを目的とした認知行動療法理論に基づく当社グループオリジナルのプログラムです。
※2ブレインフィットネスプログラム:安定した就労や社会生活を送るために、生活習慣の構築・改善を行っていく当社グループオリジナルのプログラムです。
リワークを利用する上で目標にしたことやご自身の変化
自分自身の課題として認識していたことは、二つありました。
一つは、自己肯定感の低さから、周囲の目を気にしすぎてしまったり、「どうせ自分なんて」と否定的な考えが先に浮かんでしまったりする、ネガティブな思考の傾向です。
もう一つは、理想を高く持ちすぎるあまり、自分を追い詰めてしまう過度な完璧主義でした。
ニューロリワーク横浜関内センターでの様々なプログラムを通じて、日々の生活で感じるモヤモヤや不安な気持ちを「悪いもの」として無理に排除するのではなく、客観的に捉え、どのように対処すればよいのかを考えるスキルが身に付きました。
また、80点でも許せないと感じていた自分が、たとえ一歩でも半歩でも「成長できている」と自分自身を認められるようになったことは大きな変化だったと感じています。
生活面でも、「ブレインフィットネスプログラム」や健康に関するプログラムを通じて、睡眠・食事・運動・ストレスケアの適切な方法を学び、実生活で繰り返し実践することで、理想的な生活リズムが整いました。
さらに、自己理解を促す「FINDプログラム ※3」を通して、自分にとっての働く意義や「今後どんな自分でありたいか」を深く考えたことで、自分の強みや価値観を再認識できたことも、復職に向けた大きな土台になったと感じています。
※3 FIND(ファインド)プログラム:自己理解を通してキャリアの羅針盤を作っていくプログラムです。キャリアの羅針盤を作ることで今後のより良いキャリア選択を実現し、長期安定就労につなげることを目的とした当社グループオリジナルのプログラムです。
役に立ったプログラム
復職に向けて最も役立ったと感じているのは、やはり「FITプログラム」です。
以前は、問題に直面したときに不安が先に立ってしまい、なかなか行動できないことがありました。FITプログラムでは、コラム法や問題解決技法、アクションプランといった認知行動療法に基づいたワークに取り組みながら、自分が向き合っている困難について整理したうえで解決策を検討し、具体的な行動につなげていく方法を学びました。
不安やストレスを受け入れつつ、冷静に対処しながら前に進むスキルを身に付けられたことは、復職後の今だけでなく、今後の再発防止においても大きな支えになると確信しています。
役に立ったサポート
ニューロリワーク横浜関内センターで受けた様々なサポートは、私にとって非常に大きな支えになりました。
通所を始める前は、完全に自信を失っており、「元の自分に戻れるのだろうか」「また社会でやっていけるのだろうか」と、不安でいっぱいでした。
支援員の方々は、私が抱えていた不安や悩みにいつも温かく寄り添いながら関わってくれました。そのおかげで、それまでは認めたくなかった自分の弱さを否定せずに受けとめられるようになりました。
また、他の利用者の方々とのコミュニケーションを通じて、「苦しんでいるのは自分だけではない」と感じられたことも、大きな心の支えになりました。
今後への思い
今は、心身ともに安定しており、復職に対する不安よりも前向きな気持ちのほうが上回っています。
休職前は、「恥をかきたくない」というプライドが邪魔をして生きづらさを感じていましたが、今では「恥ずかしい」と思えるのは、それだけ自分が殻を破ろうと、不慣れなことにも挑戦し努力している証拠なのだと捉えられるようになりました。
これからは、自分らしさや強みを大切にしながら、周囲を頼り、素直に、そして誠実に仕事に向き合っていきたいと考えています。
ニューロリワーク横浜関内センターのスタッフに一言

「この出会いに心から感謝しています」という一言に尽きます。
休職前は、無理をしてでもがむしゃらに頑張ることが当たり前になっていました。以前の自分なら、休職を前向きに捉えることはできなかったかもしれません。
でも今は、ニューロリワークで過ごした時間は単なる休養や復職までの準備期間という以上に、私の人生の中で「意義のある休息」だったと胸を張って言うことができます。
それは、ニューロリワーク横浜関内センターで、弱さを分かち合える仲間や全力で支えてくれる人と出会えたことで、いつでも自分を受け入れ、認めてくれる居場所や信頼できる人が存在すると思えるようになったからです。そして、自分自身も人に誇れるだけの実績を積むことができたからです。
ここでの出会いや学びはこれからの人生でも、何度でも私を支えてくれると思います。
本当にありがとうございました。
※内容はインタビュー回答時のものです。
ニューロリワークのご紹介
ニューロリワークでは、見学や施設の利用に関する相談を承っています。ご興味のある方はぜひご活用ください。
ニューロリワークの利用を通して、社会参加や復職・再就職後も心身ともに安定し、健康的な状態を維持できることを心より願っております。
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