川崎市にお住まいの方は、就労移行支援事業所の利用料金の補助を受けて復職(リワーク)を目指せる可能性があります。
うつ病などの精神疾患(メンタル不調)で休職した際、復職(リワーク)を目指す上で休職原因の追究や再発の防止策などを明確にすることは重要な取り組みです。その過程として、医療機関への通院を重ねて復職を目指す方もいれば、復職を支援する機関を利用することで復職を目指す方もいます。
復職を支援する機関によっては、復職の実績も多くノウハウも蓄積されていることから高い効果が期待できます。しかしその反面、一定の利用料金がかかることがネックとなりがちです。
休職中は経済的な余裕がないことも多く、金銭的負担の大きさから利用を諦めるケースもみられます。このことから、休職期間中の方にとって復職は急務の課題でありながら、「お金がない」と「復職したい」との板挟みになるものでもあります。(休職と復職のことが3分でわかる「簡単!初めてのリワークガイド」のダウンロードはコチラから)
川崎市民なら、利用料金の補助を受けて利用できる場合も
休職からの復職(リワーク)を目指す場合、一般的には復職に特化した施設を利用します。たとえば、「自立訓練(生活訓練)事業所」などがその一例です。
自立訓練(生活訓練)事業所は、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスのひとつで、日常生活を営む上で課題を抱えている精神や身体などに障害がある方を対象に、生活能力の維持・向上のためサポートを行っています。
こうした自立訓練(生活訓練)事業所は復職を目指す上で適した施設である一方、利用料金が前年度の所得(収入)によって決まるため、利用にあたって大きな負担となる場合があります。
【自立訓練(生活訓練)事業所の利用料金】
世帯の収入状況 | 負担上限月額 | |
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
低所得 | 市区町村民税非課税世帯 (注1) | 0円 |
一般1 | 市町村民税課税世帯(所得割16万円未満) (注2) ※入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者を除きます。(注3) |
9,300円 |
一般2 | 上記以外 | 37,200円 |
(注1)3人世帯で障害者基礎年金1級受給の場合、収入が概ね300万円以下の世帯が対象となります。
(注2)収入が概ね600万円以下の世帯が対象になります。
(注3)入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者は、市町村民税課税世帯の場合、「一般2」となります。
なお、復職を目指すために利用できる施設は、上述の自立訓練(生活訓練)事業所だけではありません。「就労移行支援事業所」でも同様に、復職を目指すことが可能です。
自立訓練(生活訓練)事業所が「日常生活を営む上で抱える課題を解消しながら生活能力の維持・向上のためのサポート」を提供する施設であるのに対して、就労移行支援事業所では就職を希望する障害のある方に対して、「就職や職場定着へ向けたサポート」を提供しています。大まかなイメージとしては「自立訓練(生活訓練)事業所は復職を目指す施設」「就労移行支援事業所は(初めての)就職を目指す施設」と考えられがちですが、いずれの施設も復職を目指す方に利用されています。
就労移行支援事業所の利用料金も自立訓練(生活訓練)事業所と同様の基準ですが、神奈川県川崎市では、川崎市内にお住まいの方を対象に、一定の条件を満たすことで就労移行支援事業所を0円で利用できる制度を設けています。
上述の通り、就労移行支援事業所の利用料金は自立訓練(生活訓練)事業所と同様に、前年度の所得・収入によって異なります。貯蓄のある方であっても、休職中に発生する利用料金の経済的負担は決して小さいものではありません。年収が300万円~600万円の方であれば9,300円、年収が600万円以上の方であれば37,200円の利用料金が発生するのが一般的です。(※利用料金の詳細はお住まいの市区町村にご確認ください。)
こうした金銭的負担ゆえに、復職施設の利用を諦め、休職期間を適切に過ごせないというケースも考えられます。
これら課題を解消するのが、川崎市による当制度です。これまで「利用料金が負担になるので自立訓練(生活訓練)事業所などの復職支援施設を利用できなかった」という方でも、川崎市にお住まいであれば、条件次第で利用料金の補助を受けて就労移行支援事業所を利用し、復職や再就職を目指すことが可能です。(※当制度は川崎市に在住の方を対象としたものであり、お住いの市区町村によって取り扱いが異なります。詳しくはお住まいの市区町村にご確認ください。)
そのため、川崎市にお住まいの方であれば復職を目指す上での選択肢として、自立訓練(生活訓練)事業所ではなく、就労移行支援事業所を視野に入れるとよいかもしれません。
川崎市から通える「就労移行支援事業所 ニューロリワーク」
川崎市にお住まいの方で、自己負担なく復職(リワーク)を目指したいという方は、就労移行支援事業所の活用がおすすめです。
就労移行支援事業所を運営しているニューロリワークでは、メンタル不調からの就職や復職を目指される方を対象に、就職や復職だけでなく、その後の職場定着に向けたサポートも提供しています。働くことへの悩みのある方に寄り添い、適性に合った仕事を見つけられるよう必要なスキルや知識の学習、そして健康管理など通じて、長く安心して働き続けられるように様々な支援を行っています。
就労移行支援事業所 ニューロリワーク 横浜センター
ニューロリワーク横浜センターでは、安定就労を実現するためのきめ細やかな対応により、毎年17名以上の就職・復職を実現しています。就職者・復職者の職場への定着率は96%と高く、事業所の卒業後も継続して支援を行うのが特徴のひとつです。
川崎駅からは最寄りの駅(関内)まで電車で15分~20分という好立地なので、川崎市にお住まいの方でも無理なく通うことができます。ランチタイムにはお弁当を100円で購入可能できるのも魅力のひとつです。
また、月に12日以上通所された方を対象に、自宅からセンターまでの交通費助成(上限10,000円)があるため、経済的な負担を減らすことができます。
(※行政機関から交通費助成を受給されている方は対象外となります。)
【ニューロリワーク横浜センター アクセス情報】
・みなとみらい線 馬車道駅徒歩4分
・横浜市営地下鉄ブルーライン 関内駅徒歩2分
・JR京浜東北線・根岸線 関内駅徒歩7分
・JR京浜東北線・根岸線 桜木町駅徒歩7分
就労移行支援事業所 ニューロリワーク 五反田センター
ニューロリワーク五反田センターは、就職をゴールとせず、その後の安定就労も叶える新しいスタイルの就労移行支援事業所です。「まずは体調を安定させたい」「コミュニケーションの機会を増やして社会との繋がりを増やすところから始めたい」など、一人ひとりのニーズに寄り添ったサポートを行います。
川崎駅からは最寄りの駅(五反田)まで電車で20分ほどの好立地にあるので、「通勤の訓練も兼ねて、都内まで出たい」とお考えの方におすすめです。ランチタイムにはお弁当が無料で提供されるのもうれしいポイントです。
月に12日以上通所された方を対象に、自宅からセンターまでの交通費助成(上限10,000円)があるので、経済的な負担を抑えながら通うことができます。
(※行政機関から交通費助成を受給されている方は対象外となります。)
【ニューロリワーク五反田センター アクセス情報】
・JR山手線、東急池上線 五反田駅 徒歩5分
・JR山手線、東急目黒線、東京メトロ南北線、都営三田線 目黒駅 徒歩10分
・東急電鉄目黒線 不動前駅 徒歩9分
川崎市在住の利点を活かして、負担なく復職を目指す
休職期間を有意義なものにするためには、復職(リワーク)に関するサポートを受けることが大切です。川崎市に在住の方であれば、就労移行支援事業所を活用して復職を目指すことができます。
ニューロリワークではこれまでに500名以上の復職・再就職・就職者を実現してきたノウハウを活用し、就労後も安定して働き続けられるサポートを行っています。施設でのプログラムの見学や体験実習も承っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。(休職からの復職・再就職を目指すニューロリワークの見学を希望の方はコチラから)
【参考文献・参考サイト】
(写真素材:PIXTA、photoAC)
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