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横浜の就労移行支援・リワーク支援 全ガイド|おすすめの相談窓口も

就労移行支援やリワーク支援について調べていると、情報の多さに圧倒されることがあります。2023年時点で、横浜市内だけでも約100の事業所が存在し、それぞれが異なるプログラムや支援内容を提供しています。事業所のWebサイトを見比べても、どこが自分に合っているのか判断するのは簡単ではありません。

本記事では、就労移行支援の基本的な仕組みから解説し、横浜市内の事業所を選ぶ際の具体的な比較ポイントまでお伝えします。

横浜における就労移行支援の基本

就労移行支援の基本

横浜市で就労移行支援の利用を検討している方に向けて、まずは制度の基本情報を解説していきます。就労移行支援は、障害のある方が一般企業への就職を目指すための公的な福祉サービスです。

横浜市内には、総合的なビジネススキルを学べる事業所から、IT・Web系の専門職を目指せる事業所、さらには特定の障害に特化したきめ細やかな支援を行う事業所まで、さまざまなタイプが存在しています。それぞれの事業所が持つ特色を理解し、自分の目標や状況に合った選択をすることが大切です。

就労移行支援で受けられるサービス内容

就労移行支援事業所では、事業所によって違いはありますが、概ね以下のような幅広いサービスを受けることができます。

  • 生活リズムの安定
  • 職業スキル向上
  • 自己理解
  • 就職活動サポート
  • 職場定着支援

多くの場合、就労移行支援サービスは就職に向けた計画作りから始まります。まず専門スタッフと一緒に、利用者の希望や不安を整理し、就職までの道筋を描いていきます。次に、就労に向けた準備として、体力の回復や生活リズムの改善、必要なスキルの習得を進めていきます。

準備が整ったら、事業所によっては実際の企業での職場体験を通じて、自分に合った仕事や職場環境を見つけていきます。そして、希望の職種や企業が決まれば、応募書類の作成から面接対策まで、就職活動全般のサポートを受けながら内定を目指します。就職後は就労移行支援のサービスとして就職日から6ヶ月間、職場での悩み相談などの「職場定着支援」を受けられます。さらに支援が必要な場合は、別途「就労定着支援」というサービスを最大3年間利用でき、長く安心して働き続けるためのフォローアップ体制が整っています。

対象となる方や利用期間・料金

就労移行支援を利用できるのは、18歳以上65歳未満で、身体・知的・精神・発達障害、難病などがある方です。一般企業への就職を希望し、住民票のある市役所・区役所で利用が認められることが条件となります。

障害者手帳を持っていない場合でも、医師の診断書や自立支援医療受給者証があれば利用できる可能性があります。まずは、お住まいの地域の相談窓口や事業所に問い合わせてみましょう。

利用期間は原則として2年間(※必要と認められた場合、最長3年まで延長可)です。この期間内に、就労に必要なスキルを身につけ、自分に合った仕事を見つけていくことになります。利用料金については、前年の所得に応じて以下のように決定されます。

区分 世帯の収入状況 負担上限月額
生活保護 生活保護受給世帯 0円
低所得 市区町村民税非課税世帯 0円
一般1 市町村民税課税世帯(所得割16万円未満) 9,300円
一般2 上記以外 37,200円

参考:厚生労働省|障害者の利用者負担

厚生労働省のデータによると、障害福祉サービスを利用している方の約93%が自己負担なしで利用しています。

就労継続支援(A型/B型)との相違点

就労移行支援と就労継続支援は、どちらも障害のある方の社会参加を支援する制度ですが、その目的には大きな違いがあります。

就労移行支援は一般就労を目指すための訓練の場であるのに対し、就労継続支援は現時点で一般就労が困難な方への就労機会の提供の場となっています。具体的な違いは以下の通りです。

就労移行支援 就労継続支援A型 就労継続支援B型
目的 一般就労に向けた訓練 雇用契約に基づく就労の機会提供 雇用契約を結ばない就労の機会提供
対象者 一般就労を希望する方 一般就労が困難だが雇用契約での就労が可能な方 一般就労や雇用契約での就労が困難な方
雇用契約 なし あり なし
賃金(工賃)の有無 なし 給与(最低賃金以上) 工賃
利用期間 原則2年 なし なし

自分の現在の状況や目標を考慮し、どのサービスが最も適しているかを検討することが大切です。迷った場合は、各事業所や行政の相談窓口で専門スタッフに相談するとよいでしょう。

横浜市の就労移行支援事業所を選ぶ5つの比較ポイント

就労移行支援事業所を選ぶ5つの比較ポイント

横浜市内には多数の就労移行支援事業所があるため、どこを選べばよいか迷ってしまう方も多いかもしれません。ここでは、自分に最適な事業所を見つけるための5つの重要な比較ポイントをご紹介します。

具体的には、就職実績やプログラム内容、スタッフの専門性、支援制度の充実度、そして通いやすさという観点から事業所を多角的に評価することで、より良い選択ができるようになります。これらのポイントを参考にしながら、実際に複数の事業所を見学・体験し、自分に合った場所を見つけていきましょう。

就職実績と職場定着率の確認

事業所を選ぶ際に最も重要な指標の一つが「就職実績」と「職場定着率」です。単に就職者数が多いだけでなく、たとえば就職後6ヶ月以上安定して働き続けている人の割合(定着率)が高い事業所は、質の高いサポートを提供しているというひとつの判断基準といえます。

各事業所のWebサイトやパンフレットでは、就職者数や定着率などが確認できます。見学時には、最新の実績データについて直接質問することも重要です。具体的な就職先や、どのような職種に就いているかなども確認しておくと、自分の目指す方向性と合っているか判断しやすくなります。

プログラム内容と専門性の見極め

就労移行支援のプログラムは、大きく「総合型」「障害特化型」「スキル特化型」の3タイプに分類できます。それぞれに特徴があり、利用者のニーズによって最適なタイプが異なります。

  • 総合型

ビジネスマナーやコミュニケーション、基本的なPCスキルなど、幅広い職種に対応できる汎用的なスキルを学べます。事務職や接客業、軽作業など、さまざまな職種を視野に入れている方に適しています。

  • 障害特化型

発達障害や精神障害など、特定の障害に対する理解を深め、その特性に応じた支援を受けられます。同じ障害を持つ仲間と一緒に学べる安心感もあり、障害への自己理解を深めたい方にとって有益です。

  • スキル特化型

プログラミングやWebデザインなど、IT・Web系の専門職を目指す方向けのプログラムが充実しています。未経験から専門的なスキルを身につけられるため、キャリアチェンジを考えている方にも人気があります。

サポートスタッフの専門資格と経験

安心して相談できる環境かどうかを判断するために、在籍するスタッフの専門性を確認することも重要です。公認心理師や臨床心理士、精神保健福祉士、キャリアカウンセラーなどの資格を持つ専門スタッフがいると、メンタル面のサポートやキャリア相談において、より専門的なアドバイスを受けることができます。また、有資格者でなくとも、これまでの経験や実績が豊富なスタッフがいる事業所では、それだけ質の高い支援を受けることが期待できます。

IT特化型の事業所を選ぶ場合は、エンジニアやデザイナーとしての実務経験があるスタッフがいるかどうかも重要なポイントです。現場経験のある講師から直接指導を受けることで、実践的なスキルを効率的に習得できるでしょう。また、企業の人事経験がある職員がいれば、就職活動においても的確なアドバイスが期待できます。

交通費助成やランチ補助の有無

就労移行支援の利用期間中は原則としてアルバイトができない(※)ため、経済的な負担を軽減する支援制度の有無は重要な判断材料となります。事業所によって提供される支援内容は異なりますが、以下のような制度を確認しておくとよいでしょう。
(※就労移行支援の利用期間中のアルバイトは、自治体や事業所の方針により、就職を目指す上で支障がなければ一部認められるケースがあります)

  • 交通費助成(上限金額や支給条件)
  • ランチ補助や無料提供
  • 資格取得費用の補助
  • PCやタブレットの無料貸与
  • 教材費の補助

横浜市では条件によって利用できる「障害者施設等通所者交通費助成」制度もあり、公共交通機関を利用する場合は通所回数に応じた助成を受けられます。事業所独自の制度と併せて活用することで、経済的な不安を軽減しながら通所を続けることができるでしょう。

横浜でリワークも就職も|ニューロリワーク横浜センターの紹介

横浜の事業所

横浜で就職支援と復職支援(リワーク)の両方に対応している就労移行支援事業所としては、ニューロリワーク横浜センターがあります。脳科学に基づいた独自のプログラムで、メンタル不調からの回復と安定就労をサポートします。

横浜市営地下鉄ブルーライン関内駅から徒歩2分、馬車道駅から徒歩4分と、4駅からアクセス可能な好立地にあります。社会福祉士やスポーツインストラクターなどの専門スタッフが在籍し、祝日と第4土曜日も営業しているため、働きながらの相談や通所準備にも対応しやすい環境が整っています。

脳科学と認知行動療法に基づく独自プログラム

ニューロリワークの特徴のひとつとして、たとえば「ブレインフィットネスプログラム」という独自のアプローチでは、運動、食事、睡眠といった生活習慣の改善から始め、脳の健康を整えることで、メンタル不調の根本的な改善を目指します。

脳科学者や精神科医が監修した科学的根拠のあるプログラムで、単なる経験則ではなく、エビデンスに基づいたアプローチを採用しています。また、「プラス表現トレーニング」というプログラムでは、マイナス思考をプラス思考に置き換える練習を通じて、感情のマネジメント方法を学びます。

ほかにも、認知行動療法に基づくプログラムでは、自分の考え方の癖や身体の反応について理解を深め、ストレスへの対処法を身につけていきます。これにより、就職後も自分で体調管理ができるようになり、再発防止と長期的な安定就労を実現することができるのです。

利用開始から就職後の定着支援までの流れ

ニューロリワーク横浜センターでは、主に以下の5つのステップで支援を行います。

  • Step1: 計画作り

初回の面談で、利用者の「働く」に向けての希望や悩みを丁寧に聞き取り、一人ひとりに合わせた就職までの計画を立てていきます。

  • Step2: 準備

ブレインフィットネスプログラムなどを通じた生活リズムの改善や体力の回復、必要なスキルの習得など、就労に向けた基礎固めを行います

  • Step3: 職場体験

希望する企業が職場体験の受け入れを行っている場合は、実際の企業での職場体験を通じて、自分に合った仕事や働き方を見つけていきます。さまざまな職種や職場環境を体験できるよう、幅広い実習先が用意されています。

  • Step4: 就職活動

応募書類の作成から面接対策まで、就職活動全般のサポートを受けながら内定を目指します。必要に応じて面接同行や推薦状の作成も行われます。

  • Step5: 定着支援

就職後も定期的な面談を通じて、職場での困りごとや体調管理についてサポートを受けることができます。就職後6ヶ月間の就労移行支援に加え、その後最大3年間の就労定着支援サービスも利用可能です。

ニューロリワークの実績としては、2025年時点で復職・就労実績が1,145名、6ヶ月以上の定着率が90.4%となっています。これは、生活習慣の改善から始める独自のアプローチが、長期的な安定就労に繋がっている結果といえます。

まずは見学・相談から|不安を解消する窓口

就労移行支援事業所を選ぶ際には、いきなり利用を決めるのではなく、まずは無料の見学や相談を通じて、事業所の雰囲気やプログラム内容を確認することをおすすめします。ニューロリワーク横浜センターでは、ご本人だけでなくご家族のみでの相談も可能です。生活のことや仕事のことなど、どんな悩みでも専門スタッフに気軽にご相談ください。

アクセス面でも利便性が高く、みなとみらい線馬車道駅から徒歩4分、横浜市営地下鉄ブルーライン関内駅から徒歩2分、JR京浜東北線・根岸線関内駅から徒歩7分、JR京浜東北線・根岸線桜木町駅から徒歩7分と、4駅から通いやすい立地にあります。

見学予約はお電話(045-225-8561)やWebサイトから簡単にお申し込みいただけます。デジタルパンフレットでの資料請求も可能ですので、まずは情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。不安を一人で抱え込まず、専門スタッフと一緒に、あなたらしい働き方を見つけていきましょう。

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