プログラム利用者の声

ストレスケア～コーピングリストをつくろう～

2023/06/19

ー　2024年4月1日、ニューロワークスはニューロリワークへサービス名を変更いたしました　ー

梅雨本番に入り、博多では雨が降ったり降らなかったり・・・とジメジメ、すっきりしない天気が続いています。

私はこの時期になるとなんだか憂鬱な気分になり、活発に動く元気もなくなりがちですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか？

今回はそんなすっきりしない気分をやわらげる、ストレスケアについてお話しします。

みなさんは「ストレスコーピング」ということばを聞いたことがありますか？

これは「ストレスに意図的に対処する」ことです。

ストレスから自分を助けたり励ましたりすることで、ネガティブなぐるぐる思考から抜け出す手段にもなります。

コーピングは大きく2つに分けられます。

① 認知的コーピング
同じ出来事があっても捉え方は人それぞれであり、そのあと生じる感情や行動が変わってきます。

例えば新しい仕事を任されたとき「どうして私が？できない、不安だ」と感じる人と「期待されているのかも。よし！頑張ろう」と感じる人では、その後の行動や得られる結果に違いが出てくるでしょう。

認知的コーピングとは自分自身の考え方・感じ方を振り返り、気持ちが楽になる考え方に置き換えられるよう、認知を変化させていく方法です。

② 行動的コーピング
具体的な行動によって、ストレス反応を軽減させる方法で、以下に分類されます。

・問題解決行動：ストレッサーそのものに焦点を当てて直接ストレッサーの解消を目指す
・リラックス行動：寝る、休む、入浴、深呼吸、瞑想、ストレッチ、絵を描く、テレビ、動画を見る等
・気晴らし行動：旅行、ライブ観覧、買い物、カラオケ、スポーツ、外食、散策、友人と遊ぶ等
・サポート希求：誰かに相談する、支援を求める等

博多センターでは「コーピング」プログラムを実施しており、先日「コーピングリスト」(対処法の一覧)を作成しました。

さまざまなストレスに対処するために、コーピングレパートリーは多い方が良いと言われています。

そこで今回は「コーピングを100個挙げよう」を目標にグループワークを行いました。

ひとりではなかなか思いつかなかった人も、他の人の意見を聞くことで、リストにどんどん書き足していく姿が印象的でした。