「仕事がつらい」「もう無理」と感じたら
休職期間にレジリエンスを高めてメンタル不調の再発を防止
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「仕事がつらい」「もう無理」と感じたら
休職期間にレジリエンスを高めてメンタル不調の再発を防止

# お役立ち

2021.01.20

 仕事をしていると、さまざまなストレスにさらされます。しかし、ストレス学説を提唱したハンス・セリエ博士が「ストレスは人生のスパイスである」と述べたように、ストレスのすべてが有害というわけではありません。
 適度なストレスであれば、心を興奮させ、ほどよい緊張を与えます。もっとも、ストレスが過剰にかかると適応しきれなくなり、心身に悪影響が生じてしまいます。

 そのような過剰なストレスから「働きたくない」という気持ちが長く続くようであれば、心身の健康回復に向けて十分な休養をとって治療を受けることが大切です。
 また、ストレス対処法を複数みつけて「レジリエンス(心の回復力)」を高めることで、同じようなストレスに直面した場合でも早く立ち直れるようになり、メンタル不調の再発を防ぐことができます。

 ここでは、「働きたくない」と思ったときの対処法と、レジリエンスを高める方法についてご紹介します。
 レジリエンスは、誰でも高めることができます。うつ病などのメンタル不調で休職している方もレジリエンスを高めて、復職した後の再発を予防していきましょう。

目次

働くことがつらいと感じたら

働くことがつらい
 厚生労働省の調査によると、仕事をしている方のうち約6割が強いストレスを感じています。そのような強いストレスから精神障害を発病し、労災を請求する方も年々増え続けています。

 こうした状況を踏まえ、厚生労働省は2015年から事業者に対して毎年1回、ストレスチェックを実施するよう義務付けました。いくつかの要件を満たしていればパートタイマーや派遣労働者を含む働く方すべてが受けられる検査です。とはいえ、約4割の事業所は未実施で、実施した事業所でもストレスチェックを受けた労働者は約7割と、まだまだすべての方に行き届いていないのが現状です。

 2016年のメンタルヘルスに関する大規模調査では、100人中5~6人は生涯で一度は精神障害を経験することがわかっています。それだけ身近な問題となっているにもかかわらず、メンタル不調を抱えた方が医療機関を受診する率は約3割という低水準です。同じ調査で全体の半数近くが「精神科などを受診したと知られたら恥ずかしい」と回答したことも、受診率の低さの要因といえます。

 体の病気であれば、放置によって悪化することや、早期に発見して治療する必要性を多くの方が理解しています。心の健康も同様です。受診に抵抗があるからといって放置すれば、回復しないだけでなく、悪化する可能性もあります。
 メンタル不調を抱えている方は、平均で年間30日以上欠勤しているという調査結果があります。体も心も疲れたときには休養が一番の薬です。とはいえ、欠勤が続くのは望ましい状態とはいえません。
 心の健康についても、悪化を防ぎ、回復を早めるためには早い段階で不調に気づいて対処することが大切です。

 心の健康が損なわれていないか確認するひとつの方法として、厚生労働省が発表する「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト」があります。職場でストレスチェックを受けたことがない方はもちろん、ストレスチェックを受けて産業医との面談は必要ないと判断された方も活用できます。
 なお、過重なストレスや精神的な不調、自律神経に関わる体調不良などが2週間以上続くような場合は、点数にかかわらず医療機関などに相談することが大切です。

厚生労働省「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト」
(出展:厚生労働省「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト」)

 古来より、「心身一如」といわれるように心と体は深く影響し合っています。検査をしても原因がわからないと診断された頭痛やめまいなどの身体的な不調が、実はメンタルの不調が原因だったというケースも多くあります。最初に体調不良を自覚して内科を受診する方も少なくありませんが、精神的な不調も感じているようであれば心療内科などを受診することが大切です。

 厚生労働省の「労働者の心の健康の保持増進のための指針」では、事業者に対して労働者のメンタルヘルスに関する個人情報を保護し不利益となる取り扱いをしてはならないと定めています。受診や自己診断の結果を職場に伝える義務はありませんが、健康回復のために仕事量の調整などが必要な場合は自分の状態を伝えて職場の理解と配慮を得ることも重要です。

厚生労働省「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト」
(出展:厚生労働省「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト」)

 仕事量の調整や職場環境の改善をしても不調が続く場合は、退職ではなく休職という形で雇用を維持しながら職場を離れて休養と回復に専念するという方法もあります。本来の力を取り戻して働くためにも、健康回復に必要な対処をしていくことが大切です。

再発を防ぐ「レジリエンス」とは

レジリエンス
 生活習慣病の治療であれば、定期的に通院して薬で状態を維持しつつ生活習慣を改善して悪化や再発を予防します。これは、メンタルヘルスの治療でも同様です。まずは医療機関を受診して、薬を医師の指示通りに服用しましょう。冬から「三寒四温」をくりかえして春になるように、メンタルヘルスも好調と不調の波を繰り返しながら回復していきます。良くなったと感じても、その状態を維持するためには通院や服薬を続けることが重要です。自己判断で止めてしまうと、再発の確率が高くなります。薬を減らすタイミングなどは主治医と相談して決めましょう。

 通院や服薬に加えて、心の「レジリエンス」を高めることも再発予防に有効です。
 「レジリエンス」は、本来は物質の「弾力」や「弾性」、「復元力」を意味する言葉です。この言葉が、近年では逆境やストレスなどからしなやかに回復する力という意味でメンタルヘルスの分野でも使われるようになりました。
 レジリエンスは、例えるなら柳の枝のようなものです。硬い木の枝は力を入れてもなかなか曲がりませんが、一定以上の力が加わるとポッキリ折れてしまいます。それに対して柳の枝はしなりやすく、強い力を加えても折れることなく元の状態に戻ります。

 心の問題でも、同様のことが起こります。体力に自信があり、忍耐力が強いと自負している方でも、負荷が許容できる範囲を超えてしまうと心身に急激な不調が表れることがあります。
 一方、「自分は傷つきやすい人間だ」と考えている方もいるかもしれません。物事を繊細に感じ取ること自体は優しさや思いやりにもつながり、決して悪いことではありません。また、繊細で傷つきやすいという性質自体は、なかなか変えにくいものです。傷つくこと自体は避けられないとしても、傷ついた状態から様々な方法で自分なりに回復することはできます。それが、レジリエンスです。

 では、どのようにレジリエンスを身につければいいのでしょうか。
 人それぞれ個性や環境が違うように、逆境やストレスから回復する最適な方法も人によって異なります。細かいことを気にしない方と傷つきやすい方とでは、落ち込んでいるときの状態も回復のために選ぶ手段も立ち直り方も異なってきます。共通していえるのは、自分に合った方法を複数持ってレジリエンスを高めることでメンタル不調の再発を防ぎやすくなるという点です。

 以下では、ストレス対処法(ストレスコーピング)の8つのパターンをご紹介します。これらのパターンを参考に、自分に合った方法を見つけることが大切です。

ストレス対処法
 もともと楽観的で行動力がある方にとっては、積極的に問題から離れる対策をしたり問題と向き合って解決したりといった方法が向いているかもしれません。散歩などの運動も効果的です。
 傷つきやすい方やストレス耐性が低いと感じている方の場合は、ある程度回復するまで「できるだけ何もしない」「考えないようにする」といった逃避型や隔離型の対処法が必要になることも多いといえます。そうして心の状態が落ち着いたら、次は周りのサポートを得るようにすると「レジリエンス」を高めやすくなります。
 「一緒にいてもらう」「話を聞いてもらう」といった方法で安心できる方と関わりを持つだけでも、心の回復につながる場合もあります。さらにリフレーミングやマインドフルネスなど多様な対処法を学び身につけることで、次に問題と直面したときに回復しやすくなります。休職中であれば、ストレス対処に役立つプログラムを提供しているリワーク施設を利用する方法もあります。

 うつ病の場合、8割ほどの方は寛解する(以前と同じような状態まで回復する)といわれているものの、再発する可能性が高い病気でもあります。メンタル不調で休職した方の再休職率をみても、復職後2年で約4割、5年で約5割と決して低いとはいえません。
再発を防ぐためには、回復した後も1~2年ほどは通院や服薬を続けつつ、つらい気持ちやストレスを感じたら自分に合った対処で早めの回復を心がけることが大切です。

まとめ

仕事場
 体や心が傷つき、疲れたとき、「仕事がつらい」「行きたくない」と考えることも多いかもしれません。疲れたときは休むのが一番ですが、ストレスの原因が解決しないときや疲れがとれないときは、早めに専門家に相談することが大切です。病気休暇だけでは回復しない場合は、休職という形で十分な期間の休養を取って回復と再発予防に専念する方法もあります。

 上述したように、メンタル不調の再発を防ぐにはレジリエンスを高めることが重要です。「嫌な思いを長く引きずる」「落ち込みやすい」といった傾向がある方でも、自分に合った複数のストレス対処法を身につけておくことで落ち込んだ状態から回復しやすくなります。

 自分だけでストレス対処法を模索するのが大変という場合は、コーピングに関するプログラムを提供しているリワーク施設を利用するのも選択肢のひとつです。
 たとえば、リワーク施設のひとつである「ニューロリワーク」では、物事の受け止め方や行動の柔軟性を高めてより良い状態に近づける「FITプログラム」や、脳と心の健康を実現する「マインドフルネス」、または「セルフケア」といったさまざまなプログラムを提供しています。見学や体験も受け付けていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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【関連動画】
■ニューロチャンネル
【公認心理師監修】心の掃除|イライラや不安を解消するためのストレスケア8選|ストレスコーピング

YouTubeチャンネル「ニューロチャンネル」にて“ストレスコーピングの方法”について詳しくご説明しています。さまざまなストレス対処法が知りたい方やレジリエンスを高めたい方は、ぜひご覧ください。
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メンタル不調で仕事がつらい方必見!休職のメリット・デメリット

YouTubeチャンネル「ニューロチャンネル」にて、ニューロリワーク施設長が“休職のメリットとデメリット”について詳しくご説明しています。仕事に行きたくないと感じている方や休職で迷っている方は、ぜひご覧ください。
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【note公式ページ】
《注目記事》『精神疾患者数400万人時代の到来
リワーク支援施設「ニューロリワーク」がこの社会でできること』

【YouTube注目動画】

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※ニューロリワークでご提供するプログラムは、事業所や季節・時期によって異なります。
事業所ごとのプログラムは各センターの紹介ページにて掲載させていただいております。
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プログラム表はコチラ↓
■ニューロリワーク三軒茶屋センター
三軒茶屋センタープログラム表

■ニューロリワーク梅田センター
梅田センタープログラム表
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【参考文献・参考サイト】
・厚生労働省|平成30年 労働安全衛生調査(実態調査) 結果の概況
・精神疾患の有病率等に関する大規模疫学調査研究:世界精神保健日本調査セカンド|川上憲人(平成28年5月)
・厚生労働省労働基準局安全衛生部|改正労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度について
・厚生労働省「職業性ストレス簡易調査票」(57項目)
・厚生労働省|ストレスチェック制度の実施状況を施行後はじめて公表します|報道発表資料(平成29年7月26日)
・平成14年度厚生科学研究費補助金障害保健福祉総合研究事業 大野裕「うつ状態のスクリーニングとその転機としての自殺予防システム構築に関する研究」報告書
・goo辞書|resilienceの意味
・広島大学大学院心理臨床教育研究センター紀要15巻「レジリエンス : 多様な回復を尊重する視点」平野 真理
・平野真理 博士論文要旨(2012年)「傷つきから立ち直る力は高められるか レジリエンスの資質的要因・獲得的要因をふまえた検討」 東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース下山研究室
・厚生労働省・独立行政法人労働者健康安全機構|Selfcareこころの健康 気づきのヒント集
・こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト|職場復帰のガイダンス(働く方へ)
・厚生労働省|職場における心の健康づくり~労働者の心の健康の保持増進のための指針~
・主治医と産業医の連携に関する有効な手法の提案に関する研究 平成28年度労災疾病臨床研究事業費補助金研究報告書
・厚生労働省|心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き
・うつ病の情報・サポートサイト こころの陽だまり
・大塚製薬|すまいるナビゲーター|うつ病
・(写真素材:PIXTA・photoAC)

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