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# お役立ち

2020.06.16

日々の仕事がつらく、「辞めたい」と思うこともあるかもしれません。厚生労働省の統計によると、年間の離職者は700万人を超えるといわれています。
大手転職エージェントの調査によれば、主な退職理由は「上司・経営者に対する不満:23%」「労働時間・環境に対する不満:14%」「同僚・先輩・後輩との関係:13%」となり、全体の50%を占めています。

ここでは、数多くある離職理由の中でもうつ病などの精神疾患に焦点を当て、健康を取り戻すための選択肢についてみていきます。

目次

「仕事を辞めたい」と思う原因は、うつ病かもしれない

「仕事を辞めたい」と思う原因は、うつ病かもしれない
業務量の多さや人間関係の軋轢などが原因となり、心に大きな負担がかかっている労働者も少なくありません。
精神疾患の患者数は、年々増加の傾向にあります。厚生労働省の調査によると、2002年に258万人だった患者数は、2017年には419万人に増加しています。また、労働政策研究・研修機構の調査によると、過去1年間でうつ病などの精神疾患で休職・退職した従業員がいる企業や組織は、全体の25.8%に及んでいます。こうしたデータから、一人ひとりが精神疾患を身近なものと考え、備えることの重要性がわかります。

もしも、仕事やプライベートを問わず「楽しみや喜びを感じない」「良いことがあっても気分が晴れない」「趣味や好きなことが楽しめない」といった状態がみられるのであれば、心の疲労からくるうつ病の前兆の可能性が考えられます。

うつ病は、通院や治療を行うことで改善させることができます。その反面、ひとりで抱え込むことで悪化する危険性もあります。心の不調が原因で「仕事を辞めたい」と考える場合には、うつ病を疑い、まずは精神科や心療内科で診断を受けるという選択肢が推奨されます。

仕事を辞めるリスクを考える

仕事を辞めるリスクを考える
職場で、心の負担となりうる要因はさまざまです。「毎月のノルマがある」「仕事にやりがいがない」「思っていた仕事と違う」「パワハラを受ける」など、多くが考えられます。現状の仕事がつらく、不満が募れば、退職や転職という選択肢もみえてくるかもしれません。しかし、退職や転職には一定のリスクが伴うという点に注意が必要です。しばしば、転職サイトでは「人生は一度だけ」「転職によって年収○○○万円UP」「新しいキャリアを始めましょう」と、転職を推奨する言葉が並びますが、転職サイトは転職活動の支援によって収益を得ているため、意見や主張には一定の偏りがみられることもあります。いざ退職し、新しい職場に移ったときに「こんなはずではなかった」とならないよう、リスクを想定して行動することが大切です。

仕事による心のつらさや負担の原因が会社そのものにある場合には転職がひとつの解決策となりますが、原因が自身の心身の不調にある場合には、転職後もそれまでと同様に、つらさや負担によるストレスを受けることが考えられます。特にうつ病などが原因で退職を考える場合は、うつ病の症状を改善させない限りは、転職先でも同じつらさを抱えることになりかねません。

仕事を辞める前に、まずは治療を

仕事を辞める前に、まずは治療を
うつ病は、治療が可能な疾患です。うつ病の傾向がみられる場合は、まずは精神科や心療内科、各種のクリニックで診断を受けることが大切です。うつ病の治療には主に薬物療法や精神療法、カウンセリング、または休養などがあります。

薬物療法では、「抗うつ薬」を用いるのが一般的です。抗うつ薬には、セロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質を有効に機能させ、症状を緩和する効果があります。なお、抗うつ薬には即効性がないため、効果が発揮されるまで2~4週間程度の期間が必要といわれています。

精神療法・カウンセリングによる治療では、「認知行動療法」「力動的精神療法」「支持的精神療法」など、いくつかの方法があります。いずれの方法も治療の中で、患者自身の生きる力を引き出し、うつ病が再発しないよう行動パターンや思考パターンを見直していきます。

薬物やカウンセリング以外にも、休養が重要な治療の一環となります。仕事で使いすぎた脳を休ませることで、脳の回復をはかります。

休職するのであれば、リワークプログラムでステップアップを

休職するのであれば、リワークプログラムでステップアップを
うつ病の治療には通院治療が効果的ですが、仕事を続けながら治療を受ける人もいれば、大事をとって休職しながら治療を受けるという人もいます。なお、仕事を休職するのであれば、通院による治療と並行してリワーク施設にて復職を目指したプログラムを受けるという選択肢もあります。

病院の精神科や心療内科が主にマイナスの状態をゼロに持っていくのに対して、リワーク施設では、プログラムによってはゼロの状態をプラスに持っていくことを目的としているものもあります。そのため、休職期間を有意義なものにするために、リワーク施設を活用するとよいかもしれません。活用する際のポイントは、強い目的意識を持つという点です。「うつ病を治す」という以外にも、たとえば、「やる気を高めたい」「すぐに焦る性格を直したい」「自分の感情を抑えられるようになりたい」「記憶力を高め、勉強に打ち込みたい」「とにかく心や脳をリフレッシュさせたい」「新しいスキルを身に付けたい」など、復職後に役立つ能力や素養を身に付けるための期間と位置付けることが大切です。

リワーク施設の「ニューロリワーク」では、復職を目指すプログラムとして、コミュニケーションプログラムやビジネスプログラム、さらには脳と身体の健康を維持するためのブレインフィットネスプログラムなどを導入しています。

ブレインフィットネスプログラムのひとつに、「脳の疲労回復」をテーマとしたプログラムがあります。このプログラムでは、疲労を「パフォーマンスの低下現象」と捉え、疲労と回復方法について学びます。
さまざまな疲労
疲れは、自律神経を酷使することから生じるものであり、厳密にいえば疲れているのは身体よりも「脳」と考えられます。脳の疲労を軽減するには、脳と身体の活動を休息モードにする必要があります。具体的には、自律神経の副交感神経を優位にするという方法です。

脳の疲れをとるためには、それぞれ効果的な睡眠や食事、運動方法などがあります。

脳の疲れに良い睡眠

たとえば睡眠に関していえば、一般的な夜間の睡眠だけでなく、日中の仮眠も高い効果があることがわかっています。仮眠には疲労回復効果の他、集中力や忍耐力、問題解決能力などの改善効果が報告されています。
慢性的に睡眠不足が続くと、人はネガティブな感情を抑えることが困難になります。この点、仮眠は感情のコントロールにもポジティブな効果があることが報告されています。また、NASA(アメリカ航空宇宙局)の研究では、宇宙飛行士が26分の仮眠をとることで、パフォーマンスが34%向上したことが報告されています。こうした仮眠は、「積極的仮眠(パワーナップ)」と呼ばれています。

脳の疲れに良い食事

脳に効く食べ物・飲み物といえば、いわゆる栄養ドリンクを思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし、栄養ドリンクの疲労回復効果は証明されていないという点に注意が必要です。栄養ドリンクを飲むことで元気になったように感じるのは、栄養ドリンクに含まれるカフェインの覚醒効果と、微量のアルコールによる気分の高揚によって疲労が軽くなったように錯覚するためです。
また、栄養ドリンクは血糖値を急激に高め、低下するのも早いため、血糖値の乱高下によりって血管にダメージを与える危険性があります。さらに、心筋梗塞や脳梗塞、認知症のおそれもあるため過剰な摂取には注意が必要です。

脳に効果的な成分としては、イミダペプチド(イミダゾールペプチド)が挙げられます。イミダペプチドに含まれる抗酸化作用が、抗疲労効果をもたらすことが研究によってわかっています。脳内での抗疲労効果のためには1日あたり200mgを目安として、2週間以上は摂取することが推奨されています。食材に換算すると、一日に鶏の胸肉を100g程度です。イミダペプチドは加熱に強く、調理のバリエーションも豊富なため手軽に摂取できる食材のひとつです。鶏以外では、マグロやカツオなどの大型魚にも含まれています。

脳の疲れに良い活動

睡眠や食事以外にも、脳の疲れに良い取り組みがあります。そのひとつが、「マインドフルネス瞑想」です。マインドフルネスは、身体の感覚や呼吸に意識を向け、「今」に集中することで脳をリラックスさせるセルフケア方法です。脳疲労の回復やストレスの低減、集中力の向上などの効果があります。
マインドフルネス瞑想の効果

学んだことを実践する

プログラムでは、学んだことを知識として頭に留めておくだけでなく、その日から活用できるよう実践に移す機会も設けています。プログラムの中ではワークを通じて、「Q.どのようなときに疲れを感じるか」「Q.今日から取り組むなら始めるならどれにするか」といったことを、参加者が個別に考えます。こうしてインプットとアウトプットの両方を通じて、脳の疲れを解消するための睡眠・食事・運動、またはその他の活動方法の修得を目指します。

まとめ

まとめ
仕事がつらく、「辞めたい」と考えてしまうこともあるかもしれません。つらさの原因が自身の心の不調にあるのであれば、まずは心のケアから始めることが解決の第一歩となります。まずは精神科や心療内科を訪れ、治療について相談しましょう。その上で休職が最善と判断されれば、休職中に何ができるかを考えることが大切です。復職を目指すリワーク施設を活用し、自身の苦手を克服し、得意を伸ばすための期間にするのがポイントです。

リワーク施設のニューロリワークでは、脳と身体の健康を維持するためのブレインフィットネスプログラムをはじめ、さまざまなプログラムを提供しています。施設の見学のご案内も承っていますので、お気軽にお越しください。休職期間を充実したものにできるよう、心より願っております。

ニューロリワークの見学お申し込み

【参考文献・参考サイト】
・厚生労働省「平成30年雇用動向調査結果の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/19-2/dl/gaikyou.pdf
・リクナビNEXT「転職理由と退職理由の本音ランキングBest10」
・こころの耳「うつ病とは」
・独立行政法人 労働政策研究・研修機構「職場におけるメンタルヘルス対策に関する調査」
(写真素材:PIXTA・photoAC)

記事監修者

H.S【公認心理師/精神保健福祉士(インクルード株式会社所属)】

長年精神科病院に勤務し、急性期から退院後まで、幅広く精神障害者への支援に従事。
精神保健福祉士、公認心理師。高崎健康福祉大学非常勤講師。

最近思うこと:利用者さんの支援も職員のマネジメントも同じと思う今日この頃。
職員の強みを活かせないで、どうして利用者さんの強みを活かせようか?

ブレインフィットネスプログラム監修者

杉浦理砂

脳科学者、ブレインフィットネス研究所 ディレクター

2005年まで(株)東芝 研究開発センターにおいて、エレクトロニクス・マテリアルサイエンス分野の最先端の研究・開発に従事。
2006年から2008年まで米国スタンフォード大学医学部・心理学部、2009年より首都大学東京(2020年4月1日~ 「東京都立大学」に名称変更)大学院において、認知神経科学の研究に従事。脳機能イメージング、学習による脳の可塑性、脳・言語・遺伝子との関連性などに関する研究に取り組む。
2017年4月より株式会社イノベイジ ニューロサイエンスラボ ディレクターに就任。
2020年2月より、インクルード株式会社 ブレインフィットネス研究所ディレクターに就任。

東京都立大学特任准教授(現任)。工学博士(応用物理)。「ブレインフィットネスバイブル 脳が冴え続ける最強メソッド」著者

※2020年2月、株式会社イノベイジがインクルード株式会社に社名変更
※2020年2月、インクルード株式会社が研究所を設立

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