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「休職から復職」を考える上で押さえるべきポイント

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2020.08.07

厚生労働省の調査によると、精神疾患の患者数は年々増加の傾向にあります。2002年に258万人だった精神疾患患者数は、2005年に302万人、2008年に323万人となり、2017年には419万人にまで増加しています。また、精神疾患の増加にともない、休職する従業員数も増加しています。
(出典:厚生労働省 知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス「精神疾患による患者数」)

精神疾患の治療を経て復職しても、その3割ほどが再び精神疾患を再発するといわれています。この3割という数字は、それだけ精神疾患の治療の難しさを示しているといえます。とはいえ、精神疾患は決して改善しない疾患ではありません。適切な治療を行うことで、症状を寛解させることが可能です。

休職期間中に大切なのは、いかに復職を意識してその期間を学びのあるものにするかという点です。仕事をただ休むだけでなく、休職の原因を考え、その対策を考えていくことが、効果的な休職期間の過ごし方といえます。

目次

復職を考える上でのポイント

復職を考える上でのポイント

復職を焦らない

仕事を休職すると、「早く職場に戻らなければ」と焦ることもあるかもしれません。たしかに、長期にわたって職場を休んでしまうとチームや部署のメンバーに負担をかけることになるかもしれませんが、症状が改善されないまま復職すると、再び休職に至ってしまい、かえって職場に負担をかけてしまうというケースも考えられます。復職後の再発率が3割ほどであることを考えると、休職中は焦らずに改善や回復に集中することが重要であることがわかります。

復職にあたって会社が求めているもの

復職を考える上で押さえておくべき点は、会社が復職者に何を求めているのかという点です。会社によって多少の違いはありますが、主に「復職後に継続的に勤務できる体力」「休職の原因と対策の把握」「ストレスケア方法」の3つが求められているものであるといえます。この3つが備わっていなければ再び休職に至る可能性もあるので、復職を考える上ではこの3つをクリアできているかがひとつの判断基準になると考えてよいでしょう。

復職に向けた動き

職場への復帰の可否は、最終的に主治医や産業医の判断によっておこなわれます。復職を焦る方はしばしば無理をして職場に戻ろうとしがちですが、改善や治療の成果がみられないのであれば、医師から復職の許可が出ないものと考えましょう。

復職の可否の判断基準については、医師によって多少の違いがあるかもしれませんが概ね以下の点が考慮されます。

・休職者本人に復職の意志がある
・一人で安全に通勤ができる
・業務に必要な作業が可能である
・業務による疲労が翌日までに回復する
・適切な睡眠がとれる状態である

なお、復職にあたっては安全で円滑な職場復帰を実現するために、職場復帰の支援プランが作成されることもあります。主治医や産業医からの意見収集や労働者の状態の評価、そして職場環境などの評価を踏まえて、復職日や管理監督者による就業上の配慮、人事労務管理上の対応などを決定します。

復職後の過ごし方

復職後の重要なポイントは、「復職がゴールではない」という点を意識することです。復職後に積極的に業務に取り組むことも大切ですが、ここで無理をしてしまうと心身ともに負荷がかかり、再び休職してしまうケースも考えられます。そのため、復職後は何よりも無理をしないということが大切です。また、自身の体調やその変化がわかるように、毎日の記録をつけることが推奨されます。

日常生活面では、規則正しい食事と睡眠を維持し、過度なストレスを溜めないことが健康を保つためのポイントです。また、定期的な通院を通じて心身に問題がないかを確認することも大切です。

リワークプログラムを提供している機関

リワークプログラムを提供している機関
復職期間の効果的な過ごし方としては、通院だけでなく、復職を目指すためのリワーク施設に通うという方法もあげられます。

リワーク施設では、復職を目指す上で重要となる課題の解決やセルフケアなどについて学びます。リワーク施設を運営している団体や機関は複数あり、地域障害者職業センターで実施されるものもあれば医療機関で実施されるケースもあります。
地域障害者職業センターで実施されるものでは、休職者と会社、そして主治医と連携をとりながらストレスケアの方法や職務の遂行に必要な能力を向上させる支援などが行われます。また、医療機関で実施されるものも概ね同様で、さまざまなプログラムを通じて参加者の病状や改善の度合いを把握し、復職を目指していきます。

実施機関や施設によってプログラムの違いはありますが、「復職を目指す」という点では同じであるため、利用の際にはそれぞれに問い合わせ、自身にあったものを選ぶことが大切です。なお、リワーク施設は地域障害者職業センターや医療機関だけでなく、民間企業が福祉サービスの枠組みで実施しているものもあります。

役立つ知識を学ぶ

役立つ知識を学ぶ
リワーク施設のひとつである「ニューロリワーク」では、復職を目指すためのさまざまプログラムを提供しています。たとえば、脳と身体の健康を維持することを目的としたブレインフィットネスプログラムや、認知行動療法に基づく心理系のプログラム、さらにはウォーキングやヨガなどの運動プログラム、他にもビジネススキルやコミュニケーションスキルを学ぶプログラム、食事に関するプログラムなど、さまざまなプログラムを通じて復職を目指します。

食事に関するプログラムでは、健康な心と身体をつくるために「偏った食事にプラスα」というテーマで栄養バランスを考える機会も設けています。

偏った食事とは、主にエネルギーの多い食事や塩分の多い食事、または脂肪分の多い食事やビタミン・ミネラル・食物繊維の不足した食事などを指します。こうした食事は、お腹が膨れるにもかかわらず栄養素が不足しているため、健康状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
偏った食事の一例
食生活において重要なのは、バランスよく食べることです。主にタンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルを中心に、1日3食摂取することが大切です。

「偏った食事にプラスα」プログラムでは、さまざまな偏ったメニューを想定し、どのようなものをどのように置き換えるかについて座学だけでなく、グループワークなども通じて考えます。その日から食生活を改善できる「活きた知識」を得られる点が大きな特徴です。

まとめ

まとめ
復職を考える上で、しばしば休職期間から早期復帰を意識しすぎるあまり、症状の改善が疎かになるケースがあります。リワーク施設では、担当の支援員とともに再発を防ぐための復職計画を立て、二人三脚で職場への復帰を目指していきます。また、座学としてのプログラムだけでなく、模擬就労なども通じて仕事に必要とされるスキルを身に付けていきます。

ニューロリワークでは、プログラムの見学や施設の利用に関する相談を受け承っています。ご興味のあるかたは是非ご活用ください。リワーク施設の利用を通じて復職され、再発することなく長く仕事に取り組めるようになることを心より願っております。

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※ニューロリワークでご提供するプログラムは、事業所や季節・時期によって異なります。
事業所ごとのプログラムは各センターの紹介ページにて掲載させていただいております。
ご興味のある方は以下のリンクよりご確認ください。

プログラム表はコチラ↓
■ニューロリワーク三軒茶屋センター
三軒茶屋センタープログラム表

■ニューロリワーク梅田センター
梅田センタープログラム表
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【参考文献・参考サイト】
・アドバンテッジJOURNAL「うつ病による休職からの職場復帰」
・こころの健康情報局 スマイルナビゲーター「【職場復帰を目指す】職場復帰の準備ー本人向けー」
・弁護士法人 咲くやこの花法律事務所 企業法務の法律相談サービス「うつ病や適応障害で休んでいた従業員を復職させるときの正しい方法」
・出世ナビ いきいき職場のつくり方「メンタル不調の復職者どう見守る 3カ月は体調優先で」
・よりどころメンタルクリニック 横浜駅西口
・独立行政法人 労働者健康福祉機構 産業保健・賃金援護部 産業保健課「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」
・こころの健康情報局 すまいるナビゲーター うつ病「職場復帰を目指す」職場復帰の準備ー本人向けー
(写真素材:PIXTA・photoAC)

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