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国家公務員の休職について押さえておきたいポイント

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2020.08.17

「休職」の制度は、民間企業労働者であれ公務員であれ、一度は耳にしたことがあるかもしれません。もっとも、その細かな制度や規則に関しては、そこまで詳しく知らないというのが一般的といえます。

休職制度が活用されるのは、主にケガや病気によって長期の治療が必要になった場合です。ここでは、昨今増加の一途を辿っているといわれている精神疾患によって仕事を中断せざるを得なくなったことを想定し、国家公務員の休職についてその制度や過ごし方についてみていきます。

目次

1.国家公務員の休職は、人事院規則によって規定されている


民間企業の場合、「休職制度」といえば有給休暇と同じように法律によって定められていると考える方も多いかもしれません。しかし、実際には休職制度は法律によっては定められておらず、企業ごとに任意に制度をつくり、運用されているというのが実情です。

これに対して、公務員であれば人事院規則によって休職に関する規定がなされています。人事院規則には「職員の身分保障」という項目で、公務員の休職に関する規定があります。この規定によると、ケガや病気の場合、または公的機関や政府関連の特別な研究に従事する場合、もしくは大きな災害に遭って所在が不明な場合などに、休職制度を活用できるとされています。

公務員の休職期間は、最長で3年です。なお、「最長で」というのは、個別のケースによって休職期間が異なるためです。この期間であれば、公務員は自身の給与やキャリアなどの面で不利益を被ることなく、休職および復職ができます。

上述したように民間企業では休職制度が企業によって定められる(もしくは定められない)ことを考えると、公務員の保障は手厚いものであるといえるでしょう。公務員には責任感が強い人が多いことから、心身に不調をきたしやすいといわれることもあります。もしかすると、公務員の充実した休職制度の背景にはこうした理由があるのかもしれません。

公務員の休職について考える場合、しばしば国家公務員と地方公務員を同じものとして考えてしまいがちですが、実は国家公務員と地方公務員とでは、休職に関する取り決めが異なる場合があります。というのも、国家公務員では職務に関するルールが人事院規則によって定められますが、地方公務員では条例によって定められます。そのため、地方の自治体の数だけ条例があるという点に注意が必要です。もっとも、多くの地方自治体が人事院規則に倣うことから、国家公務員と地方公務員の休職制度に関しては概ね同じものであると考えてよいでしょう。

2.「休職」とは別に、「病気休暇」がある


国家公務員が心身に不調をきたして仕事を長期にわたって休む場合、「休職」の制度だけでなく「病気休暇」を活用することもできます。

一般的に、国家公務員や地方公務員が病気などを理由で長期にわたって休む場合、まずは特別休暇としての「病気休暇」を取得することになります。
国家公務員であれば、「一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する法律」によって定められています。この法律では、「病気休暇は、職員が負傷又は疾病のため療養する必要があり、その勤務しないことがやむを得ないと認められる場合における休暇とする」と規定されています。

なお、国家公務員の病気休暇の期間は、人事院規則によって「療養のため勤務しないことがやむを得ないと認められる必要最小限の期間とする」とされています。また、期間に関しては「原則として連続して90日を超えることはできない」となっています。この期間の給与は、全額が支払われます。

3.休職中や病気休暇中の過ごし方


休職の理由が身体のケガや病気であれば医療機関での治療によって回復が期待できますが、これが心の病や不調である場合、病院での治療だけでは職場への復帰が心許ないかもしれません。

いわゆる精神疾患の場合、病院での治療だけでなく、復職に向けたリワークプログラムの重要性が注目されています。適切なリワークプログラムを受けた場合、復職後の定着率が2~3倍ほど変わるという統計もあります。こう考えると、精神疾患での休職や病気休暇の過ごし方として、通院治療以外にもリワーク施設に通うことが重要であることがわかります。なお、リワーク施設には医療機関が運営するものや地方自治体が運営するもの、または民間企業が福祉サービスの枠組みの中で運用するものなど、さまざまな種類があります。これらに優劣の順位はなく、それぞれの特徴と自身の求めるものとを照らし合わせて選ぶことが大切です。

4.いろいろ学べるリワーク施設


リワーク施設のひとつである「ニューロリワーク」では、復職に向けたプログラムとして、脳と身体の健康を維持するブレインフィットネスプログラムや運動プログラム、ビジネススキルプログラム、コミュニケーションプログラム、さらには心理系プログラムなど、さまざまなスキルや知識が学べる機会を提供しています。その中のひとつ、運動プログラムでは、「自律神経を整える」と題して首や頭、顔のセルフマッサージに関する座学も行なっています。

自律神経は、意志とは無関係に作用する神経であり、内臓や血管、腺などの働きを自動的
に調整しています。交感神経と副交感神経の2つの神経で構成されており、全身に作用しています。

自律神経は、首や頭や顔と深く関わっています。たとえば、首は脳と全身とをつなぐ通り道であり、ここに背骨、気道、食道、血管、自律神経を含む神経系などが収まって通っています。そのため、首の筋肉が凝ってしまうと神経の働きに影響が出てしまうこともあります。また、副交感神経の働きが悪くなって自律神経のバランスが崩れ、働き方の調子が狂うと内臓や血管、腺などの働きの自動調整が困難になります。その結果、頭痛やめまい・パニック障害・動悸・慢性疲労・不眠症などの症状が現れることもあります。

頭皮が凝って血液の流れが悪くなると、顔や首筋の血液の流れも悪くなります。頭部の筋肉は視神経とも深いつながりがあるため、頭部の凝りは眼精疲労を招きやすくなるといわれています。この点、頭皮の凝りと首の詰まりを解消することで脳の血流を増加させ、脳に新鮮な酸素や栄養が補給されて脳が活性化する効果が期待できます。

なお、首や頭と同じくらい重要なのは顔です。顔は自律神経の司令塔である脳幹に近く、顔を刺激することで神経に直接働きかけ、バランスを調整する効果があります。また、自然治癒力や免疫力の向上も期待できるといわれています。

セルフケアのポイント

上記の部位のマッサージによってセルフケアを行う場合、強く押しすぎず、じんわりと圧を感じる程度で押すというのが大きなポイントです。顔や首は特に皮膚が薄く、普段はあまり触れない筋肉も多いので痛みを強く感じることもあります。マッサージの際には繰り返し同じ場所を押しすぎないことが大切です。また、繰り返し押しても筋肉は一定以上は緩まないため、押しすぎは逆効果になることもあるので注意が必要です。

ニューロリワークでは、セルフケアに関する座学だけでなく、実践を通じて「明日から使えるセルフケア」を学ぶことができます。これまであまりセルフケアをしてこなかった方も、すぐに実践できるようになります。

まとめ


休職期間中は、少しでも有意義に過ごしたいものです。休職期間中に大切なのは、復職と安定した勤務を続けることができるように効果的なリワークプログラムを受けるという点です。ニューロリワークであれば、心身の健康を目指す上で押さえておきたいポイントや、ビジネススキルなどのソーシャルスキルを学ぶことができます。随時見学を承っていますので、ご興味のある方は是非ご活用ください。リワーク施設を活用し、心身の健康を実現して復職されることを心より願っております。

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【参考文献・参考サイト】
・人事院「人事院規則11-4(職員の身分保障)の運用について」
・就活の未来「【公務員のあなたが休職する場合】制度やボーナス事情について詳しくご紹介します」
・人事ポータルサイト【HRpro】「民間企業も公務員の休職制度を理解しておこう!」
(写真素材:PIXTA・photoAC)

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