うつ病やメンタル不調からの復職を成功させる「たった一つのこと」
復職や再就職を支援するリワーク施設のメリット徹底解説!【前編】
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うつ病やメンタル不調からの復職を成功させる「たった一つのこと」
復職や再就職を支援するリワーク施設のメリット徹底解説!【前編】

# お役立ち

公開日:2020.11.10 最終更新日:2021.01.12

 うつ病やメンタル不調によって自宅で休職している方は、しばしば「休養しているだけでいいのか」「本当に復職できるだろうか」と悩むことがあるかもしれません。

 復職を目指す上で、取り組むべきことはたくさんあります。たとえば、休職の原因やその対策・改善方法を見つけること、または毎日の生活習慣を整え、体力を戻す(もしくはつける)こと、さらには通院や会社との連携など、さまざまです。これらすべてに一人で取り組み、実現していくとなると、心身ともに万全でない方にとってはかなりの負担になるといえます。

 こうした課題の解決をサポートするのが、「リワーク施設」です。リワーク施設は、休職者の復職を支援し、復職に必要な環境を整える専門の施設です。

 今回は、復職を目指す上で押さえておくべきポイントと、復職を目指す上でリワーク施設を活用するメリットについて、それぞれ前編と後編に分けてご紹介します。

目次

復職を成功させるためのポイントは?

復職を成功させるためのポイントは?

 そもそも、「復職の成功」とはどのようなことを指すのでしょうか。復職のゴールは、職場に戻って働き始めることだけではありません。復職後も再休職することなく、心身ともに健康状態を保ちつつ、安定して働き続けられることが復職の本当のゴールであり、成功といえます。言い換えれば、心身を復職後も働き続けられる状態にすることは、復職に欠かせないポイントです。

 復職を成功させるポイントにはいくつかあります。特に押さえておきたいポイントは以下の9つです。
 リワーク施設では、以下のポイントをすべて満たしているか否かで復職のタイミングを判断します。(※判断基準はリワーク施設によって違いがあります。)
復職に向けた9つのチェックポイント

 上記の9つのポイントを満たしていない場合は、復職しても休職を繰り返すリスクが高くなってしまうため注意が必要です。

 復職後の再休職は、可能な限り避けたいものです。再休職は自分を責め、苦しむ時間が長引いてしまい、復職へのネガティブな印象も強くなるため再び職場へ戻るハードルも上がりかねません。また、家族や会社の不安・心配を増やしてしまうことにもなります。

 休職期間中は、「自分のキャリアのため」「生活のため」「家族のため」「会社のため」等、焦る気持ちや考えがたくさん浮かんでくるかもしれません。しかし、時期尚早の復職は、自身にとっても周りの人たちにとっても、結果的にデメリットとなるケースがあります。そのため、焦らずに、しっかりと自分の状態を復職のゴールに向けて整えることが大切です。

 以下では、上記の9つのポイントの内、特に重要かつ復職のハードルとなることが多い3つについて詳しくみていきます。

休職の原因が解決している

 休職の直接の原因であるうつ病などのメンタル不調については、主治医が治療を進めながら、復職が可能かどうかの判断が行われます。とはいえ、メンタル不調に至った根本的な原因は、医学的な治療だけでは解決が難しい場合もあります。根本的な原因が解消されなければ、せっかく復職しても不調が再発したり、再休職に至ったりするリスクが高まってしまいます。

 休職の経緯や根本的な原因は、人によって異なります。たとえば、「職場の雰囲気になじめずにつらい思いをした」「パワハラやセクハラを受けた」「部署異動でストレスが増えた」といったように、原因を解決するためには企業側の調整や配慮が必要なケースも少なくありません。

 復職を成功させるには、主治医や産業医の診断をふまえた上で、会社の人事や上司と交渉・調整を行い、休職原因を解決しておくというのが大きなポイントです。

週5日、定時に同じ場所へ通える

 上述したように、復職のゴールは「復職後も再休職することなく、心身ともに健康な状態を保ちつつ安定して働き続けること」です。そのためには、「週5日、定時に同じ場所に通える」という状態、つまり復職後に十分に通勤が可能な状態で復職することが求められます。

 復職の成功率を上げるために、リワーク施設では「遅刻や欠席をせず、週5日にわたって同じ時間に通所できている状態が3ヶ月続いていること」を復職の目安としています。(※リワーク施設によって違いがあります。)

 この条件をクリアするには、上記の9つのポイントに出てきた「基本的な生活習慣が安定していること」「起床・就寝の時間が一定であること」も重要になります。

 夜間に働く業種でない限り、昼夜逆転した状態で復職して週5日にわたって朝から8時間勤務をこなすのであれば、心身に大きな負荷をかけることになり、不調の再発や再休職につながりかねません。不眠の症状があったり、うつ病の症状で朝起きるのがつらかったりして睡眠時間が乱れていれば、遅刻する回数が増えてしまうかもしれません。

 そのため、「週5日、定時に同じ場所へ通える」という状態を整えておくことは、復職を成功させる重要なポイントのひとつとなります。多くの休職者にとっては達成が困難と感じられるかもしれませんが、復職と、そして安定した就労のためには欠かせないポイントです。

他者とコミュニケーションがとれる

 うつ病やメンタル不調は、他者とのコミュニケーションにも影響を与えることがあります。

たとえば、
「他人と関わることに不安を感じる」
「人と会うのも面倒で、休職してからほとんど誰とも会話をしていない」
「以前は楽しかった友人との会話でも、疲れるようになってしまった」
「ちょっとした雑談でも失言したのではないかと気に病んでしまう」
「相手の話が頭に入ってこない」
「自分の気持ちや考えを上手く言葉にできなくなった」

などなど、日常生活や会社での他者とのコミュニケーションに煩わしさや難しさ(または上手くいかない感覚)を感じるケースもあります。多くの場合、復職後は同僚や上司とのコミュニケーションが毎日のように求められるため、コミュニケーション能力は不可欠となります。

 ウォーミングアップをせずに全力で走り出すアスリートがいないように、休職期間中には、復職に向けたウォーミングアップに取り組むことが大切です。プロのアスリートほど、怪我を予防し、最高の成果を上げるために丁寧にウォーミングアップを行っています。
 コミュニケーション能力に関しても同様で、十分なウォーミングアップなしに復職すれば対人関係でストレスを感じ、不調を再発させてしまう恐れもあります。そこで、たとえばリワーク施設でグループワークを通じて(もしくは一対一で)簡単なコミュニケーションゲームを行ったり、模擬就労の中で同僚や上司との連携をとることがひとつの訓練となります。少しつらくても、短い時間や少ない回数から始めて他者とコミュニケーションを取っていくことで、コツを掴んだり、慣れて負担を減らしていくことができます。
 このように、復職を成功させるためには他者とコミュニケーションできる状態を取り戻す訓練を行うというのが大きなポイントです。

それぞれのポイントを、ひとつずつ押さえていく

それぞれのポイントを、ひとつずつ押さえていく

 復職を成功させるポイントは、ひとつではありません。「基本的な生活習慣が安定しているか」「起床や就寝の時間が一定であるか」「再発防止策が練られているか」など、いくつもあります。
 休職期間中にひとりで克服することが難しいのであれば、リワーク施設を活用するという選択肢もあります。

 復職を目指すためのリワーク施設である「ニューロリワーク」では、上述した9つのポイントを復職のための基準としています。次回の【後編】では、リワーク施設を利用する主なメリットについて詳しくお伝えいたします。

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【関連動画】
■ニューロチャンネル
「うつ病からの復職|成功させるためにやってほしいたった1つのこと」
https://www.youtube.com/watch?v=EAC-HBev-us

YouTubeチャンネル「ニューロチャンネル」にて、ニューロリワーク施設長が“復職を成功させるために取り組むこと”についてご紹介しています。復職時の過ごし方についてお悩みの方は、ぜひご覧ください。
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【note公式ページ】
《注目記事》『精神疾患者数400万人時代の到来
リワーク支援施設「ニューロリワーク」がこの社会でできること』

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【参考文献・参考サイト】
・こころの耳 職場復帰のガイダンス(働く方へ)
・『みんなのメンタルヘルス総合サイト』仕事~働くための支援、休職からの復帰支援など~
(写真素材:PIXTA・photoAC)

記事監修者

K.K【公認心理師/臨床心理士(インクルード株式会社所属)】

精神科クリニック、デイケア勤務の経験のなかで、「仕事」「役割」「やりがい」の重要性を感じておりました。
社会の中で生き生きと働き、その方らしく暮らすことのサポートが行いたい、と考えております。

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