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復職 セルフケア

安定した復職を目指すために身に付けたい、「セルフケア」の基本

メンタル不調によって休職した方にとって、安定した復職は大きな目標のひとつです。安定した復職を実現するためには、メンタル不調に陥った際のセルフケアが重要です。

ここでは、そんなセルフケアについてご紹介します。(休職と復職のことが3分でわかる「簡単!初めてのリワークガイド」のダウンロードはコチラから

安定した復職を目指すためのセルフケア

セルフケアの必要性
「最近、人と目を合わせられない」「朝になっても起きられない」「やる気が出ない」など、休職中にはさまざまな不調が現れるケースがあります。こうした場合の対処法を押さえておくことはもちろん、それらの原因を押させておくこともまた重要です。

セルフケアとは、「自分の心や身体にどういったことで負荷がかかるのか」「自分にとって何が引き金となるのか」といった傾向を理解し、その時々で必要な対処を行うことを指します。

セルフケアができるようになると、体調不良の場合(もしくはなりそうな場合)に正しい対処を行えるようになります。また、復職後の社内の人間関係の構築にも役立つことが期待できます。

セルフケアの基本

たとえば、自転車に乗っているときに目の前に大きな石があれば、意識的に避けようとします。もしも上手く避けられずに転んで血が出てしまった場合には、まず傷口を洗って血を落とし、消毒し、絆創膏を貼ります。これが「セルフケア」です。

身体の傷のセルフケアについては意識的にできている方も多くいますが、心の傷のセルフケアに関しては、できている方は非常に少ないといえます。心の傷も身体の傷と同様にケアが必要であるため、心の傷のセルフケアに関しても正しい方法を押さえ、習慣化しておくことが大切です。

例に挙げたような「目の前の石」は、日常生活の中でさまざまな形で現れます。プレッシャーやストレス、人間関係、仕事の成績など、心に負荷がかかる要因や状況は多岐にわたります。また、人によって負荷と感じることは異なります。「自分は何に負荷を感じやすいのか」「自分は負荷を感じるとどうなってしまうのか」を明確にして、それに対して自発的にケアをすることがセルフケアの基本です。

2つのセルフケア

セルフケアは、大別すると「日中の活動時間におけるオンタイムセルフケア」と「自宅で過ごす時間や休みの日におけるオフタイムセルフケア」があります。

オンタイムセルフケアは、たとえば「職場で周囲に配慮を求める」「決められた時間に休憩をとる」といったケア方法が挙げられます。これに対してオフタイムケアは、「日中に活動的になるよう朝起きて太陽の光を浴びる」「気分が優れないときに好きな飲み物を飲む」などのケア方法が挙げられます。

セルフケアの方法

セルフケアは、3つの段階に分けて身に付けていくとよいと考えられています。

①今の状態を正しく把握する

セルフケアは、「自身の状態を正しく把握し、必要な対処を行える」という点が重要です。そのため、まずは身近な生活習慣の中での小さな変化や気づきを把握していくことから始めます。

自身の状態を把握するために、「体調は良いか」「呼吸は落ち着いているか」「軽い運動はできているか」「食事の量は変わっていないか」「自分の体調が良いときと悪いときで生活習慣はどう変わっていくか」といった点を把握することを意識的に行うようにします。

②自分が何に弱いのかを把握する

自身の状態を正しく把握することができれば、次に「自分の心や身体がどのようなことで負荷がかかりやすいのか」「自分にとって何が体調不良の引き金になるのか」を押さえておくことが大切です。
たとえば、「雨の日は気分が上がらない」「月曜日は元気が出ない」といった自身の特性を把握していきます。

③状態に合わせたセルフケアを行う

自分がどのような環境や状況、要因で体調不良を引き起こすのかを把握した後は、自身の状態に合わせたセルフケアを行っていきます。たとえば、「雨の日はお気に入りのレインコートを着る」「月曜日の朝は喫茶店のおいしいコーヒーを飲む」といったセルフケアを行うことで、一定の効果が期待できます。

自身の不調の傾向や引き金を理解できると、自分にとって必要なセルフケアが何であるかを具体的に考えられるようになります。こうして明確になったセルフケアを実践し、効果が実感できると、日常生活の中で意識的にセルフケアを行う習慣がつくようになります。

まとめ

セルフケアで復職
安定した復職を目指す上で、自身の心と身体がどのようなことで負荷がかかりやすいのかという傾向を理解し、自発的にケアを行うことは非常に重要です。ここで挙げたセルフケア方法に取り組むことでストレスを解消させ、不調を改善させることが期待できます。

もしも自宅でのセルフケアでストレスの解消や不調の改善が難しい場合には、復職のサポートを専門とするリワーク施設の活用がおすすめです。

リワーク施設のひとつであるニューロリワークでは、セルフケア方法を学ぶプログラムをはじめ、脳や心の健康を実現するためのブレインフィットネスプログラムにて食事や睡眠、運動をテーマとしたプログラムなども提供しています。また、コミュニケーションプログラムやビジネススキルプログラム、認知行動療法に基づくプログラムなども幅広く提供しています。

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(写真素材:PIXTA、photoAC)