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うつ病などのメンタル不調で「退職するしかない」と考えるのは要注意

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公開日:2021.03.23 最終更新日:2023.10.06

 うつ病などのメンタル不調によって会社を休職中の方は、「本当に復職すべきか」「退職して転職活動をしたほうがいいのでは」と考えることも多いかもしれません。しかし、転職や退職の決断をする前に、明確にしておくべき点があります。それは、「休職理由」です。

 休職理由を考えずに転職や退職の選択をするのは、不調を再発させるリスクがあり非常に危険です。これは、転職や退職に限らず復職の場合も同様です。

 ここでは、休職理由を考える重要性や、休職理由を考えるときの手順と注意点についてご紹介します。現時点では「退職しか考えられない」という方も、まずは落ち着いて考え直すことが重要です。もしかすると、間違った選択になることに気付くかもしれません。(メンタル不調による休職からの復職を目指すニューロリワークの資料請求はコチラ

目次

1.退職を考える前にするべきこと

退職理由
 上述したように、うつ病などのメンタル不調によって会社を休職中の方が退職を視野に入れる際、まずは休職に至った理由を明確にすることが重要です。休職理由を探ることで、以下の利点があります。。

①休職した原因を把握できる
②再発防止策を練ることができる
③復職か退職かを客観的に判断できる

①休職した原因を把握できる

 休職前の仕事やプライベート、人間関係、ストレスに感じていたことなどを細かく分析していくことで、自分が何を課題と感じていたのかなど、休職に至った原因を具体的に把握することができます。

 なお、休職に至った原因は人によってさまざまです。「業務量が多かった」「業務内容が合わなかった」「締め切りに追われることが多かった」「ノルマを達成できなかった」「上司との相性が悪かった」「同僚との関係が上手くいかなかった」といった就労に関する原因や、「介護に追われて休職がとれない」「家族間での揉めごとが絶えない」といった家庭に関する原因などさまざまです。また、休職原因は1つではなく、複数の場合もあります。

 これらを具体的に把握することが休職理由を考える第一段階であり、利点のひとつです。

②再発防止策を練ることができる

 休職に至った原因が把握できると、続いて再発防止策に移ります。再発防止策を練ることは、再休職を防ぐ上で欠かせない取り組みです。

 【絶対に失敗したくない!うつ病からの復職 再休職を避けるために覚えておきたい3つのこと】でも触れたように、再発防止策がない状態で復職すると、再休職のリスクが高くなります。これは転職の場合も同様です。自身がどのような状況で負荷を感じやすいのかを把握した上で適切な対応策を練らなければ、同じような状況にあったときに再びメンタル不調を繰り返してしまいます。再発させないためにも、再発防止策はしっかりと練っておくことが重要です。

 再発防止策は、休職した原因を把握することでスムーズに練ることができます。その際、原因ひとつひとつに対して対応策を練っていくことが大切です。たとえば、休職した原因が就業先にある場合、つまり業務量や業務内容、上司や同僚との人間関係などが原因となっている場合には、企業に調整をお願いする必要があります。また、家庭に問題がある場合には家族に協力を依頼したり、家事に割く時間を持てるよう勤務状況を見直す必要があるかもしれません。

 メンタル不調による休職には、必ず原因があります。不調になる原因を把握し、同じようなシチュエーションにならないよう事前に対処することや、同じシチュエーションになっても対応する力をつけることは、効果的な再発防止策となります。

③復職か退職かを客観的に判断できる

 再発防止策を練っていくと、防止策を考えることが難しくなることもあります。たとえば、「企業に調整をお願いしても改善されない」「企業や家族にお願いできるような内容ではない」といったケースが挙げられます。このような場合には、無理に今の仕事に固執するのではなく、転職や退職を検討することも大切です。

 なお、労働環境や家庭の事業は人によってさまざまですので、どのようなケースが「必ず退職すべき」もしくは「絶対に退職すべきでない」と明言することはできません。とはいえ、復帰後に再発したり体調が悪化してしまうような状況が想定される場合には、退職を視野に入れることも選択肢のひとつといえます。(休職期間を有意義に過ごすためのリワーク施設、ニューロリワークの資料請求はコチラから

2.休職理由を考える手順と注意点

手順と注意点
 休職理由を考えるときは、休職前の状況を紙に書き出すことから始めるとよいでしょう。

・業務内容
・職場環境
・対人関係
・プライベート
・ストレスになったこと

上記の5つの観点から書き出してみると、休職原因が分析しやすくなります。また、これらの項目以外にも思いつく内容があれば、書き出してみることが大切です。

 全てを書き出した後は、文章にまとめていくようにしましょう。その際、6W2Hを活用して具体的にまとめていくのがポイントです。

When:いつ
Who:だれが
What:何を
Where:どこで
Whom:誰に
Why:なぜ
How:どのように
How much:いくらで

 内容がまとまれば、家族や医療機関、リワークのスタッフなどに相談し、再発しないためにはどうすればよいのかを一緒に考えていきます。

 休職理由を考える際の注意点としては、休職前のことを思い浮かべても気分が悪くならない状態になってから取り組むという点が挙げられます。まだ体調が不安定なときに取り掛かると、当時の状況が思い出され、メンタルが不安定になってしまうことがあります。そのため、ある程度回復した状態で取り組むことが大切です。

3.まとめ

原因の明確化
 メンタル不調で休職すると、「絶対に復職なんてできない」「私なんて必要とされていない」といった考えから、退職の決断を早まってしまうというケースがみられます。しかし、休職理由を考えずに判断すると、真っ当な判断ができないということも少なくありません。そのため、今後の働き方について考える際には、ある程度体調が安定したときに、まずは休職理由を考えることから取り組むようにしましょう。

 メンタル不調が原因で休職した際には、リワーク施設にて復職を目指すという選択肢もあります。
 リワーク施設のニューロリワークでは、復職原因を明確にするプログラムや、生活習慣を改善するための食事・運動・睡眠に関するプログラムなど、復職や再就職を目指すためのさまざまなプログラムを提供しています。また、復職面談の対策や相談も承っています。

 プログラムや施設の詳細が気になる方を対象に事業所やオンラインでの見学も実施していますので、ご興味のある方はお気兼ねなくご相談ください。(ニューロリワークの見学をご希望の方はコチラから

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(写真素材:PIXTA・photoAC)

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