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施設見学 事業所の選び方

施設選びの第一歩は見学から!
見学時に押さえるべきポイントとは?

就職や復職、社会参加にあたって施設(事業所)の活用を考えている方にとって、どの事業所を利用するかは大きな選択です。

事業所を利用する上で、「こんなつもりじゃなかった」となることがないよう、また、「この事業所を利用して良かった」といえるよう、事前の見学を徹底的に活用することが重要です。

ここでは、これから見学を予定している方や、まだ見学を考えていない方に向けて、自分にあった事業所を見つけ、就職や復職、社会参加をより身近なものにするために押さえておきたい見学時のポイントについてご紹介します。

1.見学当日までに必要な準備はある?

障害特性の理解
事業所の見学は、ホームページの問い合わせフォームや電話で申し込むことができます。申し込み後は、事業所のスタッフと共に見学の日程を調整します。

見学にあたっては、持ち物や服装などに特に決まりはありません。なお、事業所によってはパンフレットやリーフレットなどの資料を配るところもあるので、A4サイズの冊子が入るカバンはあったほうがよいかもしれません。

見学する事業所のホームページに一通り目を通しても分からないことがある場合には、あらかじめ質問を用意しておくとよいでしょう。当日に緊張して聞くのを忘れてしまわないよう、事前にメモにまとめておくとよいかもしれません。

2.見学のチェックポイント

見学時のチェックポイント
見学は、事業所を利用するか否かを判断するための大切な機会です。スタッフの説明を聞くだけでなく、こちらから積極的にさまざまなポイントを確認していくことが大切です。

見学時に特に確認しておきたい点としては、主に以下の3つが挙げられます。

①事業所の雰囲気
②プログラムの内容
③実績

①事業所の雰囲気

座学
事業所選びの際に、雰囲気が自分に合っているかを確認することは非常に重要です。たとえ有名な事業所であっても、自身に合っていないのであれば利用の効果はあまり期待できないといえます。

事業所によって、施設内の雰囲気は大きく異なります。利用者同士の賑やかなグループワークが多い事業所もあれば、一人ひとりの自習時間が多い事業所もあります。どちらが“良し悪し”、“優劣”というのではなく、自身の症状や状態、目的に合っているかを確認するのがポイントです。

自分にあったプログラムの判断が難しい場合には、事業所のスタッフに相談するとよいでしょう。見学は事業所のスタッフから説明を受けるだけの時間ではなく事業所が自身に合っているかを確認する時間と捉え、不明点を解消することが大切です。

②プログラムの内容

事業所によって、実施しているプログラムには大きな違いがあります。たとえば、ビジネススキルの習得を中心としている事業所や生活習慣の改善に力を入れている事業所もあれば、心理系プログラムに重きを置いている事業所などもあります。二ューロリワークでは生活習慣構築プログラムや職場復帰プログラム、自己理解とセルフケアプログラムなどをバランス良く実施しています。(※拠点によって異なります。詳しくはスタッフにお尋ねください)

なお、プログラムの内容を確認するにあたって併せて明確にしておきたいのは、「事業所の利用を通じて、自分が何を求めているか」という点です。言い換えれば、「就職や復職、社会参加にあたって、今の自分に足りないものは何か」という点です。

自身に必要なものが明確になってはじめて、事業所のプログラムが自分に合っているかを判断することができます。見学時に自身の課題や悩みをスタッフに伝え、その事業所のプログラムが自身に足りないものを埋めるものになるかを確認しましょう。

③実績

事業所を選ぶポイントとして他にも押さえておきたいのは、復職や就労の実績です。復職者数や就職者数だけでなく、その後の定着率をチェックするのが大きなポイントです。復職後や就労後にすぐに退職するようでは、事業所を利用した効果があるとはいえません。そのため、実績を確認する際には卒業生の数だけでなく、どれだけ長く働き続けられているかを確認することが大切です。たとえばニューロリワークでは、グループ内3事業所の卒業生の定着実績(6ヶ月以上)は、94.3%となっています。(2021年5月時点)

復職・就職者数が多い場合や定着率が高い場合には、その理由も合わせて尋ねるのがポイントです。事業所がどのような支援を行っているのか、スタッフのキャリアや経験はどのようなものか、または自身の課題や悩みの解消が期待できるかなどの観点から、実績の理由を探ってみることも大切です。

3.たくさん質問・相談することが大切

見学時に初対面のスタッフに対してあれこれとたくさんのことを聞くのは、もしかすると少し抵抗があるかもしれません。しかし、事業所選びはその後の復職や就労に影響を与え、自身の人生を大きく決定づけることにもなります。

事業所を利用し始めると、スタッフと共に復職や就労を目指していくことになります。その中で困りごとや悩みごと、または不満などを話せる関係性であることは、それだけ事業所での日々が有意義になることにもつながります。

見学は、スタッフとじっくりと話ができる機会です。自身の課題や要望を十分に伝えられるよう、質問や相談内容を事前に準備しておくことが大切です。「体調が安定しない」「働いても長く続かない」「人間関係がうまくいかない」「復職・就職したいけど何から初めていいか分からない」など、漠然としたものでも問題ありません。

見学は、必ずしも事業所の利用を前提としたものではありません。見学を経てその事業所に魅力を感じない場合は、他の事業所を見学することも可能です。

その後の人生を大きく左右することにもなる事業所の利用。事業所選びは、事業所の見学から始まります。

就職や復職、社会参加のために自分に合っているかを判断するためには、まずは事業所を見学し、施設の雰囲気やスタッフの人柄、プログラムの内容、実績などをチェックし、質問や相談があれば納得いくまでスタッフに伝えましょう。

見学をどのように活用するかが、復職・就労のための第一歩であり大きなポイントです。まだ事業所へのお問い合わせやご見学のお申込みをされていない方は、これを期にぜひニューロリワークにご相談ください。(プログラムの見学希望の方はコチラからお申し込みいただけます

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【参考文献・参考サイト】

(写真素材:PIXTA、photoAC)