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就労移行支援事業所を選ぶ際に注意が必要な3つの謳(うた)い文句

# お役立ち

公開日:2021.12.10

 「就労移行支援事業所」とインターネットで検索すると、魅力的な宣伝文が多くてどこを選ぶべきかで迷うかもしれません。

 今回は、就労移行支援事業所を選ぶときに注意が必要な謳い文句を3つご紹介します。どれも魅力を感じる内容ではありますが、ある点に注意をしなければ就職や安定した就労が難しいケースがあります。

目次

1.就職率の高さや就職者数の多さ

就職率の高さ
 注意が必要な謳い文句の一つ目は「就職率○○%」「就職者○○名」など、就職率や就職者数のみが大きく掲載されているケースです。

 事業所選びの際に就職率就職者数を気にされる方は多く、確かに大切な要素ですが、一方で就労後の「定着率」も同様に大切な要素の1つです。定着率が低い場合は必ずしも良い就職ができたとはいえません。面接対策をひたすら練習すれば、就職する自体はそれほど難しくはない場合もあります。

 職場への長期にわたる定着は、簡単に実現できるものではありません。安定的に就労するためには、自分の病気と上手く付き合えることや、職場環境や業務内容が適切であることなどが重要です。つまり、体調管理や自己管理を学べる事業所でなければ、長期にわたる職場定着の実現が難しくなります。

 就職率や就職者数を大きく謳っている場合は、それだけをみるのではなく、定着率も確認するようにしましょう。定着率を確認し、その事業所で安定した就労状態が継続できるのかを見定めることが大切です。

2.短期間での就職

短期間での就職
 注意が必要な謳い文句二つ目は、短期間で就職できることです。短時間で就職できるのは非常に魅力的ですが、かえって長期的かつ安定的な就労を妨げてしまうリスクもあります。

 上述したように、安定的な就労を実現するためには自身の病気と上手く付き合えることや、職場環境や業務内容が適切であることなどが欠かせません。自身の障害や性格をきちんと理解した上で、適切な職業選択をする必要もあります。

 「自分の病気と向き合うこと」「対処策を身につけること」「就職した後も安定した状態を維持するためのスキルを身につけること」など、これら一つひとつに丁寧に取り組み、クリアしていくのは短期間では難しいといえます。そのような準備ができていないまま短時間で就職してしまうと、症状が再発したり、せっかく就職をしても早期の離職につながってしまう危険性があります。

 就職は、人生の大きな選択であり分岐点です。そのため、自己理解や体調管理についてきちんと学べる事業所を選択することが、結果的に安定した就労の実現につながるといえます。以上のことから、短期間での就労を謳っている事業所の場合は、就職後を見据えた上でのプログラムが用意されているかどうかを見極めることが大切です。

3.個別訓練(自習時間)の多さ

個別訓練。自習時間
 注意が必要な謳い文句の三つ目は、「個別訓練多め」など、個別訓練が主体である場合です。(※「個別訓練」は多くの事業所では自習時間のことを指し、支援員によるマンツーマンのトレーニングではないのが一般的です)

 個別訓練が多い事業所では、一日の細かな活動内容が定まっていないことも多いため、自分でスケジュール管理をしていく必要があります。また、自らの意思で日々何を学んでいくかを決める必要があります。自分で体調管理ができていて、なおかつ身につけたいスキルが明確な場合は問題ありませんが、こうしたケースはめずらしいといえます。特に、自身の病気との付き合い方を身につけている最中であれば、自身で考え、計画を練り、自らの意思で実践をして行くというのはハードルが高いものです。

 こうした理由から、ある程度カリキュラムが決まっていて、それに沿って行動することで体調管理や生活習慣の安定などの基礎が身につけられるような事業所を選ぶほうがスムーズな就職につながる可能性も高くなるといえます。「いつでも自由」というのは確かに魅力のひとつですが、体調を安定させるためにはスケジュールが決まっているほうが良いこともあります。事業所を選ぶ際は、その点を頭に入れておくとよいでしょう。

 なお、 就労移行支援事業所の利用を考える方の中には「グループプログラムと個別訓練(自習時間)の両方が大切」と考える方も少なくありません。そのため、個別訓練の時間がある(または多い)ことで必ずしも「より多くのプログラムを実施している事業所を選ぶべきである」とはならない点に注意が必要です。自分のニーズや目標に合わせて、最適な事業所やカリキュラムを選ぶことが大切です。

4.まとめ

正しい選び方
 これから就労移行支援事業所を選ぶ場合に、重要なのは「上記の3つのポイントだけで決める」ということではありません。過去の実績や就労までの期間、またはプログラムの内容がどのようなものであれ、最も重要なのは「事業所のスタッフがどれだけ親身になって就職や安定した就労を実現する支援ができるか(できているか)」という点です。

 こうしたポイントは、実際に事業所を訪れ、事業所の雰囲気やスタッフの人柄に触れなければ判断は難しいといえます。そのため、インターネットで情報を集めることも重要ですが、最終的な決め手になるのは自分自身が直接、目や耳にした情報や体験であるということを覚えておきましょう。

 いずれの事業所も正式な利用の前に施設の見学や体験実習を行っているので、まずは事業所がどのようなものであるか、そして自分が就職を目指す上で信頼できるスタッフであるかを確認することが最も重要といえます。

 就労移行支援事業所に通うにあたって、必ずしも「就職」のみがゴールではありません。長期的に安定して仕事ができるようになることこそが、大きな目標と捉えることが大切です。上述した謳い文句が全面に押し出されている場合には、長期的な安定就労を目指すことができる事業所であるかを確認して、利用する事業所を選ぶようにしましょう。

【参考文献・参考サイト】
(写真素材:PIXTA・photoAC)

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