メンタル不調のある方は、生活習慣を整えることの重要性を一度は耳にしたことがあるかもしれません。今回は、生活習慣全体を見直す取り組みのひとつとして「生活習慣日誌」についてご紹介します。
「生活習慣日誌」は、日々の行動やその日の気分、体調などの記録を付けるツールです。生活習慣日誌をつけると、自分の体調を整えるための対策が立てやすくなります。休職中や離職期間中の方にはおすすめの取り組みです。
新宿御苑 03-6273-2647
三軒茶屋 03-5787-5941
横浜関内 045-228-8641
川越 049-299-4872
大宮 048-729-7390
所沢 04-2946-7255
梅田 06-4397-4819
2022.06.21
メンタル不調のある方は、生活習慣を整えることの重要性を一度は耳にしたことがあるかもしれません。今回は、生活習慣全体を見直す取り組みのひとつとして「生活習慣日誌」についてご紹介します。
「生活習慣日誌」は、日々の行動やその日の気分、体調などの記録を付けるツールです。生活習慣日誌をつけると、自分の体調を整えるための対策が立てやすくなります。休職中や離職期間中の方にはおすすめの取り組みです。
生活習慣日誌は、上述のように食事や睡眠・運動など日々の生活習慣や、その日の気分状態・体調面などの記録をつけるツールです。
睡眠の項目では「起床・就寝時刻」「昼寝の有無や時間」「中途覚醒の回数」「睡眠の満足度」などを記載し、食事の項目では「食事の時間」「間食の有無」などを記載します。また、より詳細な記録が必要であれば食事内容や食事量も記載しておくとよいでしょう。運動の項目では、「運動をした時間」「運動の内容」などを記載します。他にも、日中に活動したこと(外出や掃除など)を記録しておくこともできます。
生活習慣日誌では、1日の終わりにその日の体調や気分状態を振り返って記録します。一定期間にわたって記録を付けた後は、「体調が不調のとき生活習慣はどう変化しているか」「生活習慣が乱れるとどのような症状が現れるか」などを確認してみましょう。
生活習慣日誌はノートなどに自由に記載することができますが、1週間分くらいは見開きで見られるように記載するのがおすすめです。「起床・就寝のリズムは一定か」「食事の時間は乱れていないか」「活動的に過ごしたか」「翌日に疲れは残っていないか」など、ある程度まとまった期間で自分の生活習慣を振り返ると、生活習慣と体調不良の関連がより細かく見えます。
生活習慣日誌のフォーマットは、以下からダウンロード可能です。印刷してご活用ください。【生活習慣日誌ダウンロード】
生活習慣を改善するためには、以下の点を押さえておくとよいでしょう。
◆睡眠
・起床と就寝時間を毎日同じにする
・就寝2時間前までには食事・入浴を済ませる
・仮眠を取り過ぎない
◆食事
・1日3食しっかり食べる
・毎日同じ時間帯に食べる
・夕食は22時までに済ませる
◆運動
・1回の運動時間よりも運動に取り組む回数を意識する
・適度な負荷の運動をする
・就寝前は過剰な運動を避ける
他にも意識しておくべきポイントはありますが、まずは上記のポイントから意識してみることが大切です。最初から全てを見直すのは難しいので、少しずつ押さえていくことを心がけましょう。
生活習慣日誌を付けるメリットは、大きく3つ挙げられます。
生活習慣を記録するメリットの1つ目は、生活習慣の乱れに気付けるという点です。日常的に「夜眠れており、朝も問題無く起きられる」という方であっても、実際に記録すると「就寝・起床時間が日によって異なることが分かった」「食事回数が日によって異なっていた」など、生活習慣が意外と乱れていることに気が付くケースもあります。
生活リズムを改善するためには、まずは自分の生活習慣の乱れに気付くことが大切です。生活習慣の記録を通して自分が改善すべきポイントが分かり、次第に生活習慣が整って就労可能な体調へと回復することもあります。それゆえ、まずは毎日の生活を記録し、課題や問題点を発見していくことが大切です。
生活習慣を記録するメリットの2つ目は、生活習慣を整えることへの意識が高まるという点です。意識が高まると、次第に「こうしたい」という自分の理想の生活習慣を思い描くことも多くなります。
生活習慣がスムーズに整う方とそうでない方との大きな違いの1つに、「自分の理想を描けているかどうか」という点があります。たとえば、「フルタイムで働くために日中ある程度活動できるようにする」「9時の始業に間に合うよう朝6時までに起床する」など、安定就労に向けてどのような生活習慣を送るか、自分なりの理想が描けている方は比較的早い段階で生活習慣が整います。
反対に、自分がどういう生活習慣を送りたいのか、なかなか理想を描けないという方は生活習慣がなかなか整わず、心身に不調が現れて就労可能な状態になるまで時間がかかりがちです。そのような状態にならないために、生活習慣の記録を通して生活習慣を整えることへの意識を高めることが大切です。
生活習慣を記録するメリットの3つ目は、自身の傾向が分かることです。生活習慣を記録すると「●●な行動を取ったときに、▲▲な気分になる」といった自身の傾向が見えてきます。自身が日々なんとなく行っている行動が、実は体調不良と関連しているということもあります。例えば「日中活動することを意識し過ぎており、十分に休めていない」「運動の負荷が高いと、運動後に仮眠してしまい夜に寝付けない」「起床後にニュースをチェックすると陰鬱とした気分を感じる」といった場合です。
体調不良につながる「自分にとっての悪習慣」を発見できることも、生活習慣を記録するメリットのひとつです。
生活習慣日誌は、食事・睡眠・運動など日々の生活習慣や、その日の気分状態・体調面などの記録を付けることに適したツールです。生活習慣を記録すると、「生活習慣の乱れに気付く」「生活習慣を整えることへの意識が高まる」「自分の傾向が分かる」といったメリットがあります。
自立訓練(生活訓練)事業所であるニューロリワークでも、毎日の生活習慣の記録・把握に生活習慣を記録するためのシートを活用しています。
もしも現在、生活習慣の改善を1人で目指され、それでいて思うように改善されていないという場合は、ぜひニューロリワークにご相談ください。
ニューロリワークでは、メンタル不調のある方を対象に社会参加や復職・再就職の支援をおこなっています。毎日決まった時刻に決まった場所へ通うというトレーニングをはじめ、体力回復を目的としたプログラムやセルフケアの習得など、安定した生活を送るためのプログラムを多く提供しています。事業所やプログラムの見学・体験実習も随時受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
【note公式ページ】
《注目記事》『精神疾患者数400万人時代の到来
リワーク支援施設「ニューロリワーク」がこの社会でできること』
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※ニューロリワークでご提供するプログラムは、事業所や季節・時期によって異なります。
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