様々な課題を克服し、心身ともに安定した状態で復職

復職支援（リワーク） 2025/02/25

双極性障害（躁うつ病） 30代利用期間：6ヶ月

休職理由

事務部署でフルタイム勤務をしていました。その部署は少人数体制であったため、人事、経理、総務など幅広い業務を担当していました。

しかしながら、他者に仕事を渡したり教えたりすることが苦手でした。さらに、完璧主義な性格が災いし、小さなミスも許せず、イライラを隠すことができませんでした。そして、そのような自分に落ち込むこともありました。

また、目上の方に仕事を渡したり教えたりする際、コミュニケーションがうまくいかない場面があったことや、プライベートへの過度な干渉があり、うまく対応できなかったことなどが重なり、心身に不調をきたしたため休職しました。

ニューロリワークを知ったきっかけと利用を決めた理由

スマホで調べ物をする女性

主治医からリワークを勧められ、ネットで調べて資料請求をしたのが知ったきっかけでした。
ニューロリワークを利用しようと思った理由は、通勤と同じ方面に吉祥寺センターがあったこと、認知行動療法に基づくプログラムが学べること、見学のときの雰囲気がよかったことです。

リワークを利用する前のご自身の課題と変化

気分に波があり、責任感を抱え込みやすく、思考が偏りやすいという課題があったので、プログラムへの参加や自己観察を通して、気分の波の抑制や、責任感のコントロール、認知の改善に取り組みました。その結果、考え方の変化や自己理解が進み、以前よりも心身ともに安定した状態に近づきました。

役に立ったプログラム

リワークプログラム風景

役に立ったプログラムは、「FITプログラム ※1」、「プラス表現トレーニング」、「ブレインフィットネスプログラム ※2」です。

特に「FITプログラム」と「プラス表現トレーニング」から大きな影響を受け、自分が何を考えているかを言語化できるようになりました。それにより、以前よりマイナス思考に陥りにくくなりました。

「FITプログラム」では、思考を柔軟にするためのツールとして、認知を掘り下げるコラム法を学んだことで、日常的に使えるようになりました。これにより、問題に直面した際に、どのように解決すればよいかを考えられるようになりました。また、「ブレインフィットネスプログラム」では、食事や運動などが安定した生活に欠かせないものだと学んだので、健康に気を配った生活ができるようになりました。その結果、基礎体力が回復したと感じています。

※1 FIT（フィット）プログラム（Flexibility Intervention Training）：物事への柔軟性（柔軟な思考や行動）を高め、少しでも良い状態に近づくことを目的とした認知行動療法理論に基づく当社グループオリジナルのプログラムです。
※2 ブレインフィットネスプログラム：安定した就労や社会生活を送るために、生活習慣の構築・改善を行っていく当社グループオリジナルのプログラムです。